アニメの全セリフ -ガンダム、ジブリ、鬼滅の刃など-

アニメの全セリフ、名言、名セリフ

紅の豚 全セリフ スタジオジブリ作品

紅の豚 全セリフ スタジオジブリ作品

紅の豚 全セリフ スタジオジブリ作品

 

 

紅の豚 全セリフ スタジオジブリ作品

 

ポルコ:へ〜い。
電話の音:ポルコ・ロッソすぐ飛んでくれマンマユート団が出たんだ。
ポルコ:マンマユート?安い仕事はやらねえぜ。
電話の音:ヴェニスからのチャーター船が狙われてる。鉱山会社の給料を積んでるんだ。
ポルコ:それだけか?え?
電話の音:いや…その…。バカンスツアーの女学校の生徒達が乗ってるんだ。
ポルコ:そいつはちと高くつくぜ。
電話の音:契約14条の第3項を該当させる。
ポルコ:第4項もだな。

ボス:止まれ〜!止まらねえと沈めるぞ〜!
女学生たち:さらわれる〜。海賊だ〜。海賊じゃないよ空賊っていうんだよ。

ポルコ:ゲホっゲホっ…。そろそろオーバーホールしなきゃいかんな。

女の子A:あなた達悪人さん?
子分A:そうさ。
女の子B:あたしたち人質ね。
子分A:そうだよ。
女の子C:空賊っていうのよね。
子分A:よく知ってるね。
女の子A:ガイコツ!
女の子B:上手だねぇ。
ボス:早くおいで〜!忙しいんだからもう…。
子分B:15人もいますけどみんな連れてくんですか?
ボス:仲間外れをつくっちゃかわいそうじゃねえか。

ポルコ:ん!?

船の人:お〜い!お〜い!
ポルコ:遲かったか。

船長:女の子と金貨をさらわれた!取り戻してくれ〜!:あっちに逃げた〜!
ポルコ:・・・
みんな:違う!そっちじゃないよ〜!
ポルコ:間違えちゃいねえぜ奴らの手口は分かってる。

ポルコ:見えなくなるまで飛んですぐ針路を変えるに違ぇねえ。奴らは貧乏でケチだからガス代を渋ってこの近くの島に…。いけねえ!このっ!こりゃあんまり時間がねえな。
ポルコ:いやがった!
ポルコ:なんだよ、島めぐりの觀光艇じゃねえか。
娘たち:キャ〜!豚よ!豚さんよ!豚さ〜ん!かわい〜い!こっち向いてえ。
ポルコ:こんな所で遊んでると団体でさらわれちゃうぜ!
娘たち:カッコいい〜!

ボス:うるさいなぁ。
子供達A:飛んでる!
子供達B:見せて見せて。うわあ。こわい。
子供達C:あたしにも見せてェ。
ボス:こらっダメだよ!静かに!静かにしなさ〜い!おい何とかしろよ!
子分B:だからみんな連れて行くのかって聞いたのに…。
子分C:ちょっとだけだぞホントはいけないんだから。
女の子B:きれいね。あっ見て!赤いヒコーキ!
子分C:どこ?どこ?
女の子B:いたよね〜!
女の子C:ね〜!
ポルコ:もう逃がさねえぞ。
女の子BとC:ほら来た!
子分C:ポルコ・ロッソだ!
女の子BとC:見えない!
子分C:あっいけねえ!
女の子C:止まっちゃった!
女の子B:落ちる〜!
子分C:落ちない!もう1発ある!
ボス:クソ〜何てことしやがる!撃て撃て!撃ちまくれ!
チビB:強いね赤いヒコーキ。
女の子B:当たらないね。
子分C:邪魔だなぁ。
子分A:豚から信号!「お前の負けだ話を聞け」。
ボス:うるせぇ!
子分C:来る来るこっちへ来る頭下げて!どこ?どこ行った?
女の子C:あっ隠れてる!
子分C:うわっ!?あ〜っ!?
子供たち:キャ〜!
女の子BとC:落ちた〜!沈没する〜!沈没する〜!
子分C:沈没しない!飛行艇だぞ!あらら〜!わぁ〜!
チビ共:沈没する〜!
ボス:やめなさい!危ない!止めろ!大事な人質だぞ!
女の子A:心配しないで私達スイミングクラブの子だから。
ボス:違う違うったら…!
子分A:豚から再び通信「金貨は半分くれてやる残りと人質を置いてうせろ」!?
ポルコ:さもないと皆殺しにしてやるぜ。
子分A:…と言ってますが!
子分B:金貨半分?
ボス:うるせぇ!来やがれ豚野郎最後の勝負だ!くらえ!あれ!?壊れた!
子分:降参だ!降参です!降参です!
女の子一同:さようなら!また遊んでね!
子分BとC:さようなら!
子分A:よかったですね修理代だけでも残って。
ボス:バカ野郎!志をもっと大きく持て!
女の子達:キャー、キャハハハ。
ポルコ:静かに!静かにしなさい。ああー。あぁそこ引っ張っちゃダメだよ壊れる!
一同:キャハハハ…。
ポルコ:危ないプロペラに近寄っちゃダメ。
女の子達:おしっこ〜。
ポルコ:おしっこ!?その辺でしなさい。

ボスB:マンマユートの連中今日は来れねえとさ。
ボスA:クソ〜小汚ねぇ賞金稼ぎが英雄気どりやがって!だがなその若ぇのはアメリカ人だろ?
ボスE:アメリカ人に助っ人を頼むのはアドリアの飛行艇乗りの恥だぜ。
交渉屋:いやぁ彼のバアちゃんは4分の1イタリア人ですよ。とにかくポルコを何とかしないと皆さんはお困りなんだから。
ボスE:しかし10%は法外だ。
カーチス:シ〜っ!
カーチス:美しい……。
ボスC:来た。
空賊一同:野郎イヤな面だぜ。カッコつけやがって。
カーチス:シーッ。
記者:ポルコ・ロッソさん!ネプチューン社の特派員ですが今回もお手柄でしたねぇ。マンマユート団は当分再起不能でしょう。ところで今年の賞金総額の予想なんですが去年を軽く超えると思われますが…。あら?ちょっと君離したまえちょっと…。あらっ!うっ!
カーチス:歌は静かに聴くんだ…!素晴らしい人だ。ホテル・アドリアーノのマダム・ジーナは故郷の飛行艇乗りにも有名だもんな。そこでは空賊も賞金稼ぎもいい子にしてるってよ。
ポルコ:おもてのカーチスはおめぇのか?
カーチス:ああ名声と金を運んで来る幸運のガラガラ蛇さ。
ポルコ:シュナイダー・カップで2年続けてイタリア艇を破ったやつだ。
カーチス:スピードだけじゃねえ空中戦でも強いぜ。ここらじゃポルコ・ロッソとかいう豚が名を売ってるそうじゃねえか。
ポルコ:空賊どもと手を組むんなら気をつけろよ若ぇの。奴らはケチで貧乏だ。風呂にも入らねえから臭ぇしな。
カーチス:ヒヒヒ…確かに。
ボス一同:何を!クサレ豚やるか!?
ジーナ:なぁに今夜は偉い人ばっかり集まってまた悪だくみしてるの?
一同:エヘヘヘ。
ボスC:当たり〜。
ジーナ:来てくれて嬉しいわでも戦争ごっこはダメよ。
ボスD:分かってるよジーナ。この店の50km以内じゃ仕事はしねえさ。
ボスF:豚とだって仲良くやってるぞなぁ!
ジーナ:みんないい子ね。
カーチス:また会おうぜ。
ボスたち:あってめぇ…!
女A:ポルコお話聞かせて。
女B:ねぇ。
ポルコ:今度2人きりの時にな。

ジーナ:あのアメリカさんおかしいの。私の顔を見るなり「結婚してくれ」だって。だから教えてあげたわ。私は3回飛行艇乗りと結婚したけど1人は戦争で1人は大西洋で最後の1人はアジアで死んだって…。
ポルコ:分かったのか…。
ジーナ:今日連絡があったの。ベンガルの奥地で残骸が見つかったって…。3年待ったわ、もう涙も枯れちゃった。
ポルコ:いい奴はみんな死ぬ。友へ…。
ジーナ:マルコありがとういつもそばにいてくれて。もうあなただけになっちゃったわね古い仲間は。
ポルコ:この店で1つだけ気にくわねえのはあの写真を外さねえことだ。
ジーナ:ダメよ破いちゃマルコが人間だった時のたった1枚だけ残った写真なんだから。どうやったらあなたにかけられた魔法が解けるのかしらね。
ポルコ:あのアメリカ野郎いい腕してるぜ。

行員:うらやましい。私もこのくらい稼いでみたいですな。
ポルコ:今月の払いだ。
行員:飛行艇のローンは終わりました。いかがでしょう愛国債券などお求めになって民族に貢献されては?
ポルコ:そういうことはな人間同士でやんな。

小僧:いらっしゃいポルコ・ロッソさん出来てますよ。
ポルコ:弾丸も60発くれ。
小僧:はい。
ポルコ:地上は随分騒がしいな。
じいさん:そうかい?また政府が変わるのかね。じゃ何だなあんたらもじきに非合法になるな。
ポルコ:豚に国も法律もねえよ。
じいさん:ヒヒヒ!違ぇねえモグラも同じさヒヒ…。
小僧:いつものだけでいいんですか?高性能焼夷弾とか徹甲弾も入荷してますよ。
ポルコ:坊ず俺達ゃ戦争やってるんじゃねえんだよ。またな。
小僧:まいど!親方戦争と賞金稼ぎとどう違うの?
じいさん:あぁ?そりゃあ戦争で稼ぐ奴は悪党さ。賞金稼ぎで稼げねえ奴は能なしだ。

ボス:ローンをしょった空賊なんぞ絵にもならねえ。
子分A:仕方ねえですよ修理代がかさみましたからね。
子分B:連合の艇だ〜!
ボス:ったく!何の因果であんなシケた奴らとつるまにゃいかんのだ。
子分A:豚のせいですよ豚の。
空賊A:何だよマンマユートの奴らペンキ代もねえのかみっともねえなぁ。やっとみんな揃いやがったな。おい!後ろどうだ?アメリカ野郎は来てるか?
Aの子分:太陽の中にいま〜すセオリー通りやってます。
空賊C:目標発見!『地中海の女王号』だ!
子分A:あんなデカいのやるんですか?
ボス:だから団体を組んだんじゃねえかビビるな!
空賊F:「われエンジン不調援護する先にかかれ」。
空賊D:てめぇずるいぞ!決めた通りにしろ!
空賊G:やられた時の修理代はワリカンだよな。
空賊C:女々しい野郎だぜ自己負担に決まってんだろうが!
空賊E:爆弾も自己負担なのか?
空賊C:当ったり前だろうが!
空賊F:ワレ、エンジン不調エンジン不調。
空賊A:その話はついてるはずだ。
空賊D:ケチくせぇ野郎だ。
ボス:うるせぇ〜!黙れ!

アナウンス:お客様にお知らせしますお客様にお知らせします。
空中海賊が本船を狙っていますけれどもご安心ください。
本船には優秀な戦闘艇が備えてあります。
勇敢な2人のパイロットをご紹介しましょう。1号艇「黒いエスタリオン」シニョール・バラッカ!2号艇「ティベレの狼」ヴィスコンティ中尉!
ボス:用心棒を連れてやがった!
空賊F:こんな話聞いてねえぞ!
カーチス:あ〜あ取り乱しちゃってまぁ…。
空賊G:こっちに来るな〜!カーチス!
カーチス:よ〜し待ってろ!

ポルコ:こりゃいよいよいかんな。やっぱりミラノに運ぶしかねえか。
ラジオ:…は撃墜されましたがパラシュートで脱出に成功しました。同船の金目のものを洗いざらい奪い取った空賊連合は次のメッセージを残しています。
ボス:次はおめぇだ!
一同:豚出て来〜い!
ポルコ:・・・
ラジオ:繰り返します「次はお前だ豚出て来い」。この襲撃事件について…。
ポルコ:やるじゃねえかゴミ野郎が。ハハハハハ!悪いが俺は休暇だ。真っ白なシーツ美しい女達…。ミラノまでもってくれよエンジンちゃん。

ポルコ:イヤな天気になって来やがったな。雲の下を行くしかねえか。いい子だ頑張れホレホレ。そうそういい子だよエンジンちゃん。
カーチス:ブタ〜っ!
ポルコ:!
カーチス:1対1だ勝負しろ!
ポルコ:今それどころじゃねえ!
カーチス:逃げるな!みんなに言いふらしちゃうぞ〜!
ポルコ:また会おうぜアメリカ野郎!ハハハハ…。いけね出ちゃった。いかん!
カーチス:当たった!
ポルコ:てめぇの弾丸なんぞ当たっちゃいねえ故障だ!
カーチス:やった!これで俺も有名人だヒャッホ〜!手ぶらで戻っちゃ奴ら信用しねえからな。証拠に何か…。おっ!あった!この軽薄な赤間違いねえ。アラバマのおふくろにいい土産ができたぜ。ん〜!

ジーナ:急いでちょうだい。
給仕:奥様〜!奥様お電話ですご無事です生きておられました。
ジーナ:えっ!?
給仕:フロントの電話でお話しください。
ジーナ:マルコ!あなたなの?ケガは?今船で捜しに行こうとしていたの。そう…よかった。
ポルコ:程よく痩せたぜ2日ほど無人島にいたからな。これから艇を直しにミラノへ行って来る。あのアメリカ野郎が店に来たら伝えてくれねえか「今度また会おうぜ」ってよ。
ジーナ:何よ!ひとを伝言板か何かと思ってるの!?いくら心配したってあんた達飛行艇乗りは女を桟橋の金具くらいにしか考えてないんでしょう!マルコ今にローストポークになっちゃうから…。私イヤよそんなお葬式。
ポルコ:飛ばねえ豚はただの豚だ。
ジーナ:バカ!

ピッコロ:今夜あたり着くと思って待っとったよ。
ポルコ:またやっかいになるぜ。
ピッコロ:こりゃまたひどくやられたなぁ。新造したほうが早くないかい?
ポルコ:こいつは残してぇんだ。
ピッコロ:まぁ気持ちは分かるよ。
フィオ:下がって!バックで入れるから。
ポルコ:誰だ?あのカワイコちゃんは。
ピッコロ:アメリカに行っとった孫だよ。
フィオ:わぁ…きれいな艇おじいちゃんきれいね。いいラインしてる。
ピッコロ:近頃はこんな仕事をする職人はいないよ。
ポルコ:似てねえな。
ピッコロ:ん?
ポルコ:本当にじいさんの孫なのか?
ピッコロ:手出すなよ。
ポルコ:えぇ?
ピッコロ:フィオあと頼むよ。
フィオ:うん!:やっとく。

ポルコ:相手はカーチスだあと15ノットほど欲しいんだ。
ピッコロ:カーチスか…懐かしいな。どうだい。
ポルコ:こりゃフォルゴーレじゃねえか。
ピッコロ:出どころは聞くな。1927年のシュナイダー・カップでこいつをつけたイタリア艇はカーチスに負けたんだ。だがこいつのせいじゃないメカニックがヘボだったからだ。フフフ…血が騒ぐなぁ。
ポルコ:あんまりデリケートにチューンするなよ。レースじゃねえんだからな。
ピッコロ:そういうのをなアジアじゃ「ブッダに教えを説く」っていうんだよ。
ポルコ:有り金全部持ってく気かよ。
ピッコロ:近頃はな札束が紙クズ並の値打ちしかないんだよ。ポケットの金も出しなプロペラ代と塗装費と…。

ポルコ:こいつは滞在費だぜホテル代とかメシ代とか…。
ピッコロ:ここに泊まりゃいいメシ代込みで安くしとくよ。
ポルコ:息子どもの姿が見えねえな達者なのか?
ピッコロ:3人とも出稼ぎだ。
ポルコ:じゃあ設計は誰がやるんだよ?
ピッコロ:フィオがやるよ。
ポルコ:フィオ!?さっきの娘か?
ピッコロ:年は若いがなフィオには息子どもにないものがあるよ。
ポルコ:じいさん長い付き合いだがな今度の仕事は他を当たらせてもらうぜ。
フィオ:待って!私が女だから不安なの?それとも若過ぎるから?
ポルコ:両方だよお嬢さん。
フィオ:そうね当然だわ。ん〜…ねぇいいパイロットの第1条件を教えて。経験?
ポルコ:いやインスピレーションだな。
フィオ:よかった経験だって言われなくて。ねぇおじいちゃんに聞いたんだけどあなたの単独飛行はとても早かったんですってね。その時からとても上手だったって。
ポルコ:1910年だ17歳の時だったな。
フィオ:17歳!今の私と同じ。女をやめるわけにはいかないけど…。やらせてくれない?前の図面もあるし。うまく行かなかったらお金はいらないわ。ねぇおじいちゃん。
ピッコロ:わしの孫だうまくやるさ。わしだって12歳の時にエンジンをバラしてたからな。
フィオ:今夜はここで寝て明日ベッドを作るから。朝ごはんは7時ねシャワーお湯が出るわ。タオル置いてあるからおやすみなさい。
ピッコロ:金がちっと足りないが昔のよしみだ。残りはローンにしておくよ。

フィオ:おはよう。眠れた?
ポルコ:あんた徹夜したのか?
フィオ:ラフプランだけどどうかしら?平面形はそのままにして新しい翼断面を使いたいの。これだけで5ノットぐらいは速くなるはずよ。前の図面見て驚いちゃった翼も木製モノコックだったのね。この計算書すごいわ。この翼を作った人本当に木の性質をよく知ってる。感動しちゃった。
ポルコ:こいつはなたった1艇だけ作られたんだが危なくて飛べねえってんで…倉庫でホコリをかぶってたのさ。
フイオ:やっぱり!こんな過激なセッティングでよく水から離れられるわね。
ポルコ:難しいのは離着水の時だけさ。スピードに乗れば粘りのある翼だ。翼の取り付け角を図面より0.5度増やしてくれ。あとはこのまま進めていい。
フィオ:やらせてもらえるのね!ありがとう一生懸命やるわ。
ポルコ:だがなお嬢さん1つだけ条件がある。徹夜はするな睡眠不足はいい仕事の敵だ。それに美容にも良くねえ。
フィオ:フフッ、そうするわ。あのねゆうべ胸がドキドキしちゃってとても寝ていられなかったの。ホントのこと言うとねやっぱりこの仕事任せてくれないんじゃないかって心配だったのだから嬉しい!コーヒーいれるね!
ポルコ:作るのも自分1人でやるなんて言うんじゃねえだろうな…。

ピッコロ:次は姪のモニカ製図をやる。
モニカ:よろしく。
ピッコロ:甥っこの嫁のシルヴァーナ仕上げをやる。フィオの姉ジリオラ。サンドラも来てくれたのかいいとこだ。マリエッタきれいになったね。息子の嫁達だマリアティナアンナその妹のミレッタ。
バアちゃん:ポルチェリーノ!!
ポルコ:バアちゃん!!まだお迎えが来ねえのか?
バアちゃん:ハハハ、あんたもイイ男になっちまったねぇ。
ポルコ:ハハハ…!?バアちゃん達も働くのか?
バアちゃん:ひ孫に小遣いやりたくてね
三人:アッハハハ…。
ポルコ:男が1人もいねえな。
ピッコロ:ああ…。
ポルコ:みんなおやじの一族なのか?
ピッコロ:そうだよ。ここんとこ仕事がなくてよ。男はみんな出嫁ぎに出ちまったんだよ。
ポルコ:世界恐慌ってやつか。
ピッコロ:心配するな女はいいぞよく働くし粘り強いしな。
ポルコ:パンケーキを作るんじゃねえんだからな…。
ピッコロ:天にまします我らの神よあなたは倒産寸前のわが社にパンと仕事をお与えくださいました。女の手を借りて戦闘艇を作る罪深き私どもをお許しください。
一同:アーメン。
ピッコロ:さあモリモリ食べてビシバシ働こう!

ピッコロ:いい音だ!このエンジンは当たりだぜ!どうだ。よく回るだろう。
ポルコ:いいかげんにしねえと小屋が飛んじまうぞ!
ピッコロ:ああ?カーチスなんぞ屁でもないやな!

ピッコロ:ウ〜ム確かにいいアイデアだ。
フィオ:ねっだからお願い!
ピッコロ:だがなぁ…こりゃあ高くつくぜ。もう予算オーバーの請求書がこんなになっちまったんだ。スポンサーがなぁ…。
フィオ:ポルコ…。
ポルコ:分かったそんな目でひとを見るな。好きにやれよ。
フィオ:やったぁ!工場とは話がついてるのすぐ発注するね。ポルコ大好き!
ピッコロ:3か月は何とか待つよ。
ポルコ:空賊にでも転職するか。
ピッコロ:いい子だろう。
ポルコ:ああ。
ピッコロ:手、出すなよ。
ポルコ:尻の毛まで抜かれて鼻血も出ねえや。

ポルコ:少佐か出世したなフェラーリン。
フェラーリン:バカが何で戻って来たんだ。
ポルコ:行きたい所はどこへでも行くさ。
フェラーリン:今度は当局も見逃さないぞ。尾行されなかったか?
ポルコ:まいてやったよ。
フェラーリン:お前には反国家非協力罪密出入国退廃思想ハレンチで怠惰な豚でいる罪ワイセツ物陳列で逮捕状が出される。
ポルコ:ハハハハ…。
フェラーリン:バカ野郎笑ってる時か!お前の戦闘艇も没収すると言ってるぞ。
ポルコ:ひでぇ映画じゃねえか。
フェラーリン:なぁマルコ空軍に戻れよ今なら俺達の力で何とかする。
ポルコ:ファシストになるより豚のほうがマシさ。
フェラーリン:冒険飛行家の時代は終わっちまったんだ。国家とか民族とかくだらないスポンサーをしょって飛ぶしかないんだよ。
ポルコ:俺は俺の稼ぎでしか飛ばねえよ。
フェラーリン:飛んだところで豚は豚だぜ。
ポルコ:ありがとうよフェラーリンみんなによろしくな。
フェラーリン:いい映画じゃないか。気をつけろ、奴らは豚を裁判にかける気はないぞ。
ポルコ:ああ。
フェラーリン:あばよ戦友。

フィオ:ポルコ乗ってく?
ポルコ:いや〜助かったぜ。
フィオ:明日艇を湖に運ぶんで借りて来たの。いよいよテスト飛行だわ。
ポルコ:テストは抜きだすぐ飛ばなきゃならねえ。
フィオ:バカなこと言わないで!テストもしないで引き渡せやしないわ!それに一度バラして湖に運ぶだけで一日かかるもの。
ポルコ:時間がねえんだそこの窓から後ろを見てみなそっとだ。ファシストの秘密警察だよ。フィオをつけていたのさ。
フィオ:私を?なぜ?
ポルコ:俺が尾行をまいちまったからな。それにフィオは俺の飛行艇をいじってるからだ。
フィオ:ねぇポルコって本当はスパイなの?
ポルコ:ハハハハハ!俺がスパイかハハハ…。スパイなんてものはなもっと勤勉な野郎がやることさ。
フィオ:でも戦争の時は英雄だったんでしょう?だっておかしいわよ何もしてないなら。
ポルコ:俺もそう思うぜ!おっと!こっちの道じゃねえ。
フィオ:何もしてないってわけじゃなさそうね。
ポルコ:さあ忙しくなるぜ。

ピッコロ:いつでも飛べるよ。
バアちゃん:裏にも2人隠れてるでね表は3人だ。何かワクワクする…。
ピッコロ:バアちゃんあんまりウロウロするなよ。
ポルコ:…!?
フィオ:いってきます。
フィオの姉:気をつけて。
フィオ:ありがと。
ポルコ:フィオ!何のまねだ!
フィオ:私も行くの乗る所作るから5分待って。
ポルコ:冗談じゃねえ!お前何を言ってるのか分かってるのか!
フィオ:シッ!大きな声出しちゃダメよ。
ポルコ:フィオあのな…。お前はカタギの娘なんだぞしかも嫁入り前の身だそれを…。
フィオ:そっち持ってくれる?ありがとう。大急ぎで作ったのほら!ピッタリ!そっち押さえてくれる?
ポルコ:お嬢さんよ俺は凶状持ちの賞金稼ぎだぞ。遊覧飛行に行くんじゃねえんだ!
フィオ:ごめんなさい。でも初めての仕事だからきちんとやりたいの。一度飛んでから手直ししなきゃ。
ポルコ:だがな裏のドブ川から飛ぶんだぞ。無事に飛び立てるかどうかも分からねえんだ。
フィオ:だからなおのことよ。それにカーチスとやり合うならちゃんとした整備士がいるでしょう?
ポルコ:あのな俺は男だ。2人きりで無人島で野宿するんだぞ。
フィオ:平気よ私野宿好きだもの。
ポルコ:そういうことじゃねえ!!
ピッコロ:連れてけよ。カーチスに勝ってもらわないと払いが残ってるからなぁ。未払いになるとわが社は破産だからよ。
ポルコ:てめぇそれでも祖父か?
ピッコロ:給料はまけとくよ。それにほれ、伝声管も付けるぞ。
ポルコ:よっぽど孫をお尋ね者にしたいんだな。
フィオ:ううん私はポルコの人質になるの。それで工場のみんなは仕方なく協力したことにすれば当局に言い訳がたつでしょう?だからお願い連れてって役に立つから。
ポルコ:右側の機関銃を外しな。
フィオ:えっ?
ポルコ:いくら小さな尻でも機関銃の間は狭過ぎだ。1挺降ろすんだ。
フィオ:よかった!私のお尻見かけより大きいの。1分で外すね!
ポルコ:すぐ出発だ。まごまごしてるとバアちゃんまでついて来そうだからな。
ピッコロ:そうか!その手もあったなウフフフ…。
女:バアちゃん早く早く!
バアちゃん:フィオお土産はいいからね。
ピッコロ:コンタクト!開けろ〜!
ポルコ:離せ!!
ピッコロと女達:人さらい〜!金払え〜!

フィオ:舵はどう?ポルコ!?
ポルコ:お前そっくりのジャジャ馬だ一段と過激になりやがった!
フィオ:一度止めて!セッティングを変えるわ!
ポルコ:そんな暇はねえ!何とか持ち上げてみせらぁ!水がへばりつきやがるぜ。
フィオ:前から船!!
ポルコ:飛ぶぞ!戻れジャジャ馬!
フィオ:エルロンが水で叩かれてる!タブを使って!
ポルコ:タブ?
フィオ:新しく付けたやつ。早く!!
ポルコ:いいぞ急に素直になりやがった。

フィオ:きれい…世界って本当にきれい。追っ手かしら?
ポルコ:攻撃にしちゃ様子が違う。こりゃとんだイタリア空軍のお出ましだぜ。フェラーリンの野郞だな。
フィオ:知り合い?
ポルコ:この先で空軍が網を張ってる抜け道を教えてくれるとよ。このまま低空でアドリア海へ抜けろと言ってる。ありがとうよ戦友!
フィオ:ありがとう!
ポルコ:あの野郎フィオを見て豚に真珠だと言いやがった。

 

カーチス:美しい。
ジーナ:!?
カーチス:まさに秘密の花園に咲く1輪のバラ。
ジーナ:いけない人ここはプライベートな庭よ。
カーチス:どうしてもこれを見てほしくてね。
ジーナ:まあハリウッドからね。貴殿の送付されたシナリオの映画化と出演について…
カーチス:前向きに検討中につき至急連絡されたし。題名は『アドリア海の花束』っていうんだ。
ジーナ:すてきじゃない。
カーチス:本当?じゃ決まりだな。ジーナ一緒にハリウッドへ行こう。空賊の用心棒なぞ金と名声のほんのワンステップさ。次はハリウッドの大スターだ。
ジーナ:その次は?
カーチス:大統領!
ジーナ:アッハハハハハ
カーチス:俺はマジだぜ!ジーナを必ず大統領夫人にしてみせる!ジーナ!
ジーナ:私あなたのそういうバカっぽいところ好き。
カーチス:ホント!?
ジーナ:でもダメ、私今賭けをしてるから。
カーチス:……?
ジーナ:私がこの庭にいる時その人が訪ねて来たら今度こそ愛そうって賭けしてるの。でもそのバカ夜のお店にしか来ないわ。日差しの中へはちっとも出て来ない。
カーチス:あの野郎戻って来やがった。
ジーナ:バカ…。降りないで行ってしまったわまた賭けに負けちゃった。
カーチス:まさか…賭けってあの野郎のことなのか!?
ジーナ:いけない?ここではあなたのお国より人生がもうちょっと複雑なの。恋だったらいつでもできるけど…。ハリウッドへはボク1人だけで行きなさいね。
カーチス:ボ…ボク…。

フィオ:急にアクロバットするんだもの頭をぶつけちゃった。
ポルコ:古いなじみに挨拶したんだ。
フィオ:ホテル・アドリアーノジーナさん?さっきテラスにいた白い服の人ね。おじいちゃんが教えてくれたの。アドリア海飛行艇乗りはみんなジーナに恋をするんだって。
ポルコ:じじい、よけいなことを……。
フィオ:ねぇジーナさんてどんな人?ポルコも恋したの?
ポルコ:給油に降りるぞ、おしゃべりをやめねえと舌かむからな。
フィオ:わっ待って!あ〜っ!

 

給油の少年:戦闘艇に女の子が乗ってらぁ。
フィオ:ポルコは?
給油の少年:父ちゃんと難しい話をしてるよ。

 

居酒屋の親父:臨時政府だけじゃねえよ王党派の連中までがよ空賊連合を抱き込もうって動いてるって話だぜ。
空賊狩りやっても今日びは一文にもなりゃしねえよ。よ。
おかみさん:出来たよ。
ポルコ:すまねぇ。
おかみ:やだねぇ不景気な話ばかりで。
年寄りA:何だポルコもどっちかへ売り込んだらいいんだよ。
A:あんたの腕なら、いい金出すだろうに。
B:タバコあるか。
A:カーチスなんかじきアメリカに帰ぇっちまうさ。
親父:アメリカに行かなきゃならねえのは俺達のほうだよ。
ポルコ:「さらばアドリア海の自由と放埓の日々よ」ってわけだ。
A:それバイロンかい?
ポルコ:いや、俺だよ。またな。
親父:まいど。
フィオ:ポルコひどいのよ。ガソリンがイタリアの3倍だってメチャクチャよ。足元見ないでまけなさいよ。
給油の少年:うちのは混ぜものなしなんだよだから女はイヤなんだ。だんな何とか言ってよ。
ポルコ:払ってやれよフィオ。済んだらその見かけより大きな尻を機関銃の隙間にしまってくれ。アジトに飛ぶぜ。
フィオ:ちゃんとガス代も請求書に入れときますからね。
ポルコ:ぼってるんじゃねぇ。もちつもたれつなんだよ。海も陸も見かけはいいがなこの辺りはスッカラカンなのさ。
フィオ:ふ〜ん。
ポルコ:見えたぜ、あの島だ。
フィオ:わあ…。きれい。すてきなアジトね。あ〜〜!お尻がゴワゴワになっちゃった。
ポルコ:!
フィオ:!
空賊共:ブタ〜っ!!
一同:動くな〜!
ポルコ:また汚ねぇのがたくさん出て来やがったな。
子分B:ボス!捕まえましたよボス!
ボス:クソ〜ひとを踏みつぶしやがって。どけ〜!待っていたぞ豚野郎。
ボスA:お前が来るのは分かってたんだ…。
ボス:てめえにはたっぷり借りがあるんだ。
ボスC:あ〜っ!女の子だぞ女の子乗せてんだ。
ボスF:かわいい。
ボス:うるせぇ!女がどうした世界の半分は女だ。
ポルコ:おい、その子はただの娘じゃねえ、ピッコロ社の設計主任だ。
一同:え〜っ!
ボスC:こんなに若くてかわいいのに…。
ボスF:女だぞ本当か?
ポルコ:俺の艇を前よりずっといい艇にしたんだ。若いがいい腕してるぜ。
一同:オーッ。
フィオ:本当?ポルコ。
ポルコ:飛行艇についてはウソはつかねえ。丁重に扱えよ借金取りについて来ちまったんだからな。
ボス:ガハハハ!てめぇもローン持ちかザマ〜みろ!やい!やい!こいつのハレンチで真っ赤っかの艇をローンだけ残してぶち壊してしまえ!
フィオ:壊すって私が作った艇を壊す気?あんなきれいな艇を斧で壊すっていうの?
ボスF:お嬢さんこれには深い訳があるんだ。
フィオ:壞すのね。
ボスF:だからその……。
フィオ:あなた達それでも飛行艇乗りなの?どいて私の靴。私ね小さい時から飛行艇乗りの話を聞いて育って来たの。飛行艇乗りの連中ほど気持ちのいい男達はいないっておじいちゃんはいつも言ってたわ。それは海と空の両方が奴らの心を洗うからだって。だから飛行艇乗りは船乗りよりも勇敢で陸の飛行機乗りより誇り高いんだって。
男共:そうだそうだ!
ボス:言われるまでもねえそれが飛行艇乗りってもんよ。
フィオ:彼らの一番大事なものは金でも女でもない名誉だって。
男共:そうだ!その通りだ!ねえちゃんいいぞ!飛行艇乗り万歳!
ポルコ:とんでもねぇ娘だぜ。
ボス:話しは判った。あんたの作った飛行艇を斧で壊すのはやめた。だがこのまま引き下がっては空賊の名誉が守れねえ!豚をミンチにしてやるぜ!
男共:そうだ!豚野郎を叩き割れ!
フィオ:何をトンカチなこと言ってるの!ちっとも分かってないじゃない!あなた達恥ずかしくないのかって言ってるの!アメリカのカーチスに助けられてよく平気ね。お母さんが聞いたらきっと泣くわ何よお風呂にも入らないで!ポルコはアドリア海飛行艇乗りの名誉と誇りのためにカーチスと1対1の対決をしにここへ戻って来たのよ!意地も見栄もない男なんて最低よ堂々と戦いなさい!
ボスF:だからわしはカーチスを雇うの反対したろ。
ボスC:女々しい野郎だぜ、すぐ逃げをうちやがって。
子分B:ボスどうします?
子分C:説得力はありますね。
ボスA:ここはひとつ両方の顔を立ててだな、カーチス野郎に頼んでみるか。
ボスD:もう1回豚と勝負してくれって言うのか?
ボスA:契約切れてたんだよな。
ボス:オレは恥ずかしい。
カーチス:ハハハハハ…ハハハハハ…!
空賊:カーチスの野郎だ!
カーチス:話は聞いた!俺は逃げも隠れもしないぜ!
ポルコ:バカ野郎どもがあんな所に道を作っちまいやがって…。
空賊共:お〜っ!
ポルコ:おい預かっとれ。
カーチス:要するにリターンマッチをしたいんだろう?だがな一度はついた勝負だ。それに俺はもうこの連中の用心棒じゃねえ。
フィオ:タダじゃやらないってこと?条件は?
カーチス:ん?美しい…。俺が勝ったら俺と結婚するか?
ポルコ:!!!!
カーチス:俺はマジだぜ。
フィオ:分かったわ。その代わりポルコが勝ったらこの請求書はあなたが払うのよ。
ポルコ:待てフィオ!
ボス:てめぇはすっ込んでろ!フィオさん取り消すなら今のうちですよ。
フィオ:聞くならこの人に聞いて。
カーチス:ちっと高いぜ。この請求書…。
フィオ:格安よ。
ボス:やるのか、やらないのか!
カーチス:愛する者のためだ喜んで戦うぜ。
ボス:よ〜し。みんな聞け〜!俺はフィオ嬢の心意気に惚れた!この決闘はわがマンマユート団が取り仕切るぞ!
ボスA:空賊連合にもかませろ!
ポルコ:フ〜っ。
男共:フィオさ〜ん待ってますよ〜!またお会いしましょう!
ポルコ:クソッタレめ!
男達:豚野郎!逃げるなよ〜!
ポルコ:うるせぇ!さっさとうせろ〜!
ボス:あばよっ!
ポルコ:まったく妙なことになっちまったぜ。大体お前はな…!
フィオ:怒らないで!自分でもバカだって分かってる。
ポルコ:フィオ…。どうやら礼を言わなきゃならねえらしいな。お前がチャンスをくれたんだ。ありがとうよ俺達は運命共同体ってわけだ。
フィオ:パートナーってわけね。
ポルコ:勝負は五分五分だぞ。
フィオ:私、ポルコを信じてる!
ポルコ:「信じる」か…大嫌いな言葉だがお前が言うと違って聞こえて来るぜ。どうしたんだ?具合でも悪いのか?フィオ。
フィオ:大丈夫…。今になって急に胸がドキドキして苦しくなっちゃった…。ホントはとっても怖かったの…。困っちゃった膝がガクガクするんだもん。
ポルコ:お…おい…。
フィオ:私泳ぐ!ポルコ大失敗!
ポルコ:どうした!?
フィオ:さっきの請求書水増ししとけばよかった!損しちゃった〜!
ポルコ:ハハハハハ!違ぇねえハハハハハ…。

フィオ:ポルコ…。
ポルコ:ん…?眠れねえのか?
フィオ:今ね…!夢だったのかしら…。
ポルコ:安心して寝ろよ明日は早えぇぞ。
フィオ:ポルコ。
ポルコ:ああ。
フィオ:ポルコはどうして豚になっちゃったの?
ポルコ:さあてね…。
フィオ:私マルコ・パゴット大尉のことたくさん知ってるの。父が同じ部隊だったでしょう?大尉が嵐の海に降りて敵のパイロットを助けた時の話大好きで何度も聞いたわ。ポルコ私がキスしてみようか。
ポルコ:えっ!?
フィオ:ほら!カエルになった王子様がお姫様のキッスで人間に戻るって話あるじゃない。
ポルコ:バカ野郎!そういうものは一番大事な時にとっとけ!
フィオ:私じゃダメかな…。
ポルコ:ヘヘ…おめぇはいい子だフィオを見てるとな人間も捨てたもんじゃねえってそう思えて来るぜ。さあいい子だから寝てくれ。
フィオ:何かお話して、そしたら寢るから。
ポルコ:お話…?そうだなぁ…。あれは戦争の最後の夏だった。俺達はいつものパトロールにイストリアを目指してアドリア海へ出たんだ。
ポルコ:俺の横をベルリーニの奴が飛んでいた。
古い仲間でなやっこさん2日前に結婚したばかりだったよ。
俺が立会人になって式を挙げたんだが休暇が足りなくてその足で戦場へとんぼ返りしたんだ。
周り中敵も味方もハエのように墜ちて行った。
俺は手練れの3機に追い回されてな。
仲間に気を配る暇もなかった。
そのうちに味方は俺だけになっちまった。
それでも奴らはやめねえんだ死に物狂いで逃げ回ったよ。
手も足もしびれて来て目までくらんで来やがってな。
もうダメだって思った。
その時だ突然目の前が真っ白になっちまった。
フィオ:真っ白?
ポルコ:ああ光の中と言ったほうがいい。妙に明るいんで雲の中だと気がつくまでに随分時間がかかったよ。俺は疲れきっていて操縦する気力も残っていなかった。それなのに艇は勝手に飛んで行くんだ。
フィオ:雲の平原…。
ポルコ:ああ…。やけに静かでな空が本当にきれいなんだ。ず〜っと高い所を不思議な雲がひと筋流れていてな。
ポルコ:ベルリーニ!無事だったのか!ベルリーニ待て!どこへ行く!ベルリーニ!行くな!ジーナをどうする気だ!俺が代わりに行く!
ポルコ:気がついたら海面スレスレを俺だけ1人で飛んでいた。
フィオ:神様が「まだ来るな」って言ったのね。
ポルコ:フッ…俺には「お前はずっとそうして1人で飛んでいろ」…って言われた気がしたがね。
フィオ:そんなはずはないわ!ポルコはいい人だもの!
ポルコ:いい奴は死んだ奴らさ。それにあそこは地獄かもしれねえ。さあお話は終わりだ寝てくれ。ジャンク屋の野郎サビ弾丸よこしやがって…。
フィオ:私ポルコが生きて帰って来てくれて嬉しい。私ポルコ好きだもの。おやすみ!!

アイスクリーム屋:アイス、アイスクリームはいかが?
男A:男ならドンとはれい!ドドーンとはってみろー!
男C:さあさあ、豚が勝つか、カーチスが勝つか。
男D:空賊連合公認のトトカルチョだよ!
ポルコ:バカどもがお祭り騒ぎにしちまいやがって…。
フィオ:この人達みんな空賊なの?
ポルコ:ギャング海賊密輸団スパイに私服…。カタギもちっとは交じってるかな。
カーチス:ヘヘヘ…これで俺の名声がますます上がるってもんよ。
アナウンス:スタート10分前!スタート10分前!
ボス:これよりポルコ・ロッソ対ドナルド・カーチスの決闘を始める!ルールは特にねえ。しかし卑劣なまねをした奴は永久に軽蔑されるであろう。
群衆:能書きはいい。早くしろー!ひっこめ!演説を聞きに来たんじゃねえぞ!
ボス:黙れ〜!グズグズ言う奴はぶち殺すぞ!
ポルコ:10トン爆弾でも投げりゃあいいんだ。
ボス:俺達の敬愛するフィオ・ピッコロ嬢の運命が決まる決闘だグジャグジャ言わせねえぞ!分かったか?分かったら拍手しろ拍手!
男共:パチパチ:パチパチ:パチパチ
ポルコ:さっさと始めようぜ。
ボス:ウルセエな。ケジメだよ。ケジメ。では双方賭け金を出せ。どうぞ。
フィオ:ありがとう。
ボス:さっさと置けよ!双方文句はねえな?では始める前に握手でもしな。
ポルコ:イヤなこった俺はきれい好きなんだ。
ボス:チェっ!愛想のねえ野郎だぜ。
カーチス:フィオ、終わったらすぐ教会に行くからな。心配するな、おふくろの話じゃ惚れるより慣れだってよ。
ボスC:お写真をご一緒に…。
その他:風呂に入って来ました!
ふとったやつ:皆さんニッコリして!
ボス:笑え〜!
ふとったやつ:ハイ!

ボスE:さあさあ、時間がないよ。
ボスF:3分で勝負がつけば黒有利!
ボスA:すげぇぞ!毎月これをやってくれねえかなぁ。
アナウンス:発進15秒前!
子分A:かっこいいですね。:
ボス:ウーム。
アナウンス:5秒前。
アナウンス:4
アナウンス:3
アナウンス:2
アナウンス:1
アナウンス:0
ボス:カーチスが上をとった!こりゃあ一方的な展開になって来たぞ。
フィオ:貸して!ポルコ何してるの!高度をとって〜!
ボス:今頭を上げるともろに弾丸をくうぞ水面スレスレのほうが撃ちにくいんだ。
カーチス:ムダ弾丸撃たせようったってその手にはのらねえぞ。
ボス:ひねりこみだ!!ブタが後ろをとった!
フィオ:ひねりこみ!?
ボス:豚はあの技でアドリア海のエースになったんだ。
カーチス:クソッ。
ボス:撃つぞ!
男A:撃たねえぞ!
男BとC:機関銃の故障か?
女:どうしたのかしら?
ボス:読めたぞあの野郎最後まで撃たねえつもりなんだ。
フィオ:えっ?
ボス:豚は殺しはやらねえんだ。今はアメリカ野郎がピンピンしてるだろ?そこだ!撃て!やっぱり撃たねえなっ!俺の言った通りさ。今撃つとアメリカ野郎にも当たっちまうからな相手がよれておとなしくなってからエンジンに2〜3発当ててケリをつける気なんだよ。戦争じゃねえとか何とかキザでイヤな野郎だぜ。
フィオ:ポルコ…。
カーチス:てめぇおちょくる気か!撃って来い!さてはマシンガンがイカレやがったなザマ〜みろ!
ボスC:こっちへ来るぞ!
カーチス:ナメやがって…しっかりついて来い豚野郎!
アナウンス:こっちに来るな〜!ウワーッ!
ボス:豚をひっぺがした!
アナウンス:下りろ〜!わ〜っ!
群衆:キャ〜!
ボスA:向こうでやれ〜!
ボス:すげぇ!豚が雲をひいた!
ボスA:こんな空中戦一生に一度しかお目にかかれねえぞ。
ボスB:俺感動しちゃった!

アドリアーノパイロット:せっかく用意したのに早くしないと終わっちゃうぜ。
棧橋係:それがお部屋に入ったきりなんだよ。
アドリアーノパイロット:行くのかな行かないのかなぁ…俺だって見たいのに。
フェラーリン:「ハートのGへ豚へ連絡請う。空軍がかぎつけたバカ騒ぎをやめろ」。
ジーナ:「F」…フェラーリンだわ。急がなきゃ。

子分A:それにしても、二人ともタフですね!:
ボス:まだまだ、これからよ。
フィオ:ポルコ〜!頑張って〜!
ポルコ:クッ…!
カーチス:うぬぬ…豚野郎が…!
ポルコ:てめぇなんかにフィオをやれるか!
ボス:お〜し豚が後ろをとったぞフィナーレだ!
ポルコ:あれっ?目詰まり起こしやがった。
カーチス:フィニッシュだ!あれっ?あれっ?詰まりやがったか!
ポルコ:バカ野郎おめぇのほうは弾丸切れだ!いけね折れちまいやがったフィオの尻のせいだ。
カーチス:引き分けなんかにしねえからな!
ポルコ:ハハハ!西部劇じゃねえんだそんなもの当たるかよ。てめぇ!
カーチス:ハハハ!そんなものが届くか。ハイヨー。シルバー。
ポルコ:ワッハハハ。
カーチス:このクサレ豚!
ポルコ:ハハハ…。届くものかあ痛っ!
カーチス:ワッハハハ。
ポルコ:このチキン野郎!
カーチス:やりやがったな!
ポルコ:何が愛のためだ。
カーチス:黙れイモ豚!
ボス:何だか様子が変だぞ。
フィオ:あっ降りて来る!戻って来た!
ボス:待ちな!景品がいなくなっちゃダメだよ。しょうがねえな…待てよてめぇら!
カーチス:食い過ぎの豚め!
ポルコ:カウボーイ野郎が!
カーチス:ゲンコツで来い!
ポルコ:牛の所へ帰れ!
フィオ:ああっ!ポルコ頑張って!
カーチス:わっ!てめぇ汚ねぇ…!
ポルコ:この〜!
ポルコ:ブァッ、ブァッ、ブァッ
ボス:アッパー!アッパー!ブロック!ブロックブロック!
ボスA:いいぞいいぞ〜!賭けだ賭けができる!連合が胴元になるぞ!
ボスB:ゴングはねえかゴング!

ジーナ:もっとスピード出ない?
パイロット:無理です、エンジンが燃えちまう。
ジーナ:ホントに飛行艇乗りってみんなバカなんだから!

ポルコ:フィオ今の俺のパンチ見たか…。
カーチス:次の回でケリをつけてやるぜ。
ポルコ:今度こそおねんねさせてやる…。
フィオ:ポルコしっかり!頑張って!
カーチス:ノシ豚にしてやるぜ!来い!色魔野郎!
ポルコ:色魔はてめぇだ!手当たり次第に口説きやがって…。
カーチス:てめぇこそ!ジーナかフィオかどっちかにしろ!
ポルコ:何だぁ!?
カーチス:独り占めするな!ジーナはなぁ…!
ポルコ:ジージーナと気やすく呼ぶな!
カーチス:ジーナはてめぇに惚れてんだ〜!
ポルコ:ああ?
カーチス:彼女はおめぇが来るのをなぁ…。ず〜っと庭で…。待ってんだぞ〜!
フィオ:ポルコ!!
ボス:ゴングだァ!!
觀客:カウントとれよ!だってほら見ろよ!

ジーナ:見えた!イタリア軍はまだ来てないわ。

ポルコ:汚ねぇデマ飛ばしやがって…。
カーチス:分かんねえなこのバカが…。デマじゃねえっつうのに!
ポルコ:フィオはやらねえ!
ボス:ジーナの艇だ!!
フィオ:救難信号だわ!
ボスC:ワン!ツー!
ボス:先に立ったほうが勝ちだぞ!
ジーナ:みんな道を空けてちょうだい。
ボスC:ファイブシックス!セブン!ジーナだめだよ。エーイト!
ジーナ:マルコ!マルコ聞いてる?あなたもう1人女の子を不幸にする気なの?
ボスC:ナイン!
ボス:やった〜!
フィオ:ポルコ〜!
観衆:ワアアアアアアーッ。
フィオ:ポルコありがとう!
ポルコ:な〜に軽いもんよ。
ジーナ:さあお祭りは終わり!イタリア空軍がここへ向かってるわ。みんな早く逃げてちょうだい。その代わり私のお店に来てうんとサービスするから。
ボス:野郎ども引き揚げだ!
ジーナ:終わったのよ。
子分A:親分はやく!はやくー!:
ボス:うるせぇ!ケジメだケジメ!豚は嫌ぇだがあんたは好きだ。いい飛行艇屋になりなあばよ!
フィオ:ありがとう!時々お風呂に入ってね!ありがとうあなたもミスター・カーチス。
カーチス:次は賭けじゃなくて正式に申し込みに行くぜ。
フィオ:いいわ!でも私もう決めたから。
ポルコ:お前はジーナの艇に乗るんだ。
フィオ:イヤよイヤ!ポルコの艇に乗る!パートナーだって言ったじゃない!あ〜っ!
ポルコ:ジーナこいつをカタギの世界へ戻してやってくれ。
ジーナ:ずるい人…いつもそうするのね。
ポルコ:すまねぇ…。行ってくれ。
ジーナ:出して。
カーチス:イタリア空軍のお出ましだ。
ポルコ:手伝うか?奴らをよそに引っ張って行くんだ。
カーチス:ああっ!おめぇその顔!待てよおい!顔見せろって!
ポルコ:お前の艇はそっちだろ!
カーチス:ちょっとだけ!

フィオ:イタリア空軍の出動が空振りに終わって私がミラノに帰る日が来てもポルコは姿を見せてくれなかった。でもその代わりに私はジーナさんととてもいい友達になった。あれから何度も大きな戦争や動乱があったけれど、その友情は今も続いている。ピッコロ社を継いだ後も、夏の休暇をホテル・アドリアーノで過ごすのは私の大切な決まり。ジーナさんはますますきれいになって行くし、古いなじみも通って来る。そうそう、まだ大統領にはなってないけど、ミスター・カーチスも時々手紙をくれる。あのアドリア海の夏が懐かしいって。
ジーナさんの賭けがどうなったかは私達だけの秘密…。


END