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機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第46話「真実の歌」

機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第46話「真実の歌」

機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第46話「真実の歌」

 

機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第46話「真実の歌」

 

ザフト将校:同様の中継コロニーはあと3基ありました。制圧はもう全て混乱なく行われましたが…
ギルバート・デュランダル:すると全部で5基か。
バーネル・ジェセック:信じられん。あってはならん見落としだぞ!
ザフト将校:は…。
デュランダル:確かにな。敵も巧妙だったがこちらも地上に気を取られすぎていたようだ。それらは一旦月軌道にでも集めておいてくれ。処分は後ほど検討する。
ザフト将校:は!
デュランダルダイダロス基地の方は?
ザフト将校:御指示通り、ローランの隊を向かわせてあります。もう到着する頃だとは思いますが。
デュランダル:そうかありがとう。ならばもうミネルバと月艦隊は休ませてやってくれ。連戦できっと彼等もクタクタだろう。
ザフト将校:はい。
ジェセック:でも本当に良くやってくれました。月艦隊もですが特にミネルバは素晴らしい。
デュランダル:ああ、おかげでようやく終わったかもしれない。またも脱出を図ろうとしたジブリールを今度こそ討ったという報告もあるからな。まだ大西洋連邦大統領がアルザッヘルにいるという情報もあるが、もう軍を動かすということもあるまい。
ジェセック:はい。
デュランダル:しかし愚かなものだな我々も。
ジェセック:は?
デュランダル:まさかそんなことになるまいと安易な思い込みが、とてつもない危機を生むということは既に充分知っていたはずなのに。今度のことをまたも未然に防げなかった。
ザフト将校:本当に面目次第も御座いません。
デュランダル:いや君達を責めているわけではないよ。私もまた詫びねばならん立場だ。失われてしまった多くの命に。だがそう思うなら今度こそ本当にもう二度とこんなことの起きない世界を創らねばならん。それが亡くなった人々へのせめてもの償いだろう。
ザフト将校達:はい!
ルナマリア・ホーク:ぁ…
シン・アスカ:ん?
なに?どうしたの?
ルナマリア:なに?じゃないわもう。やっと休息になったのに何でいきなり射撃訓練なの?
シン:え?だって俺もう寝たし、レイがやるって言うから。
ルナマリア:あっそう。
シン:おいちょっと待てよ。ルナ。
ルナ!ルナ!なに怒ってんだよ!
ルナマリア:別に怒ってないわよ。
シン:怒ってるだろうが。
ルナマリア:もういいって。
シン:良くないだろ。訳分かんないよ。
ルナマリア:ちょっと話したいと思っただけよ。
シン:え?
ルナマリア:あの時はバタバタしてたから。アスランメイリンのこと。
シン:ぁ…
ルナマリア:……でももういい。
シン:ぇ?
ルナマリア:言いたかったのは気にしないでってことだけだから。生きてるかもって思うとあたしも何だが落ち着かないけど。でもシンは悪くないから。
シン:ルナ…
ルナマリア:命令だったの分かってるし、疑いは晴れてないんだし。だから気にしないでって、それだけ。ごめんね。
シン:ルナ…

コペルニクス管制:進入角良好。アプローチ正常。アークエンジェルは7番スポットへ進入せよ。
アーノルド・ノイマン:こちらアークエンジェル、了解。7番スポットへ進入する。
キラ・ヤマト:じゃあ僕がやられたインパルスのパイロットも、そのシンて子だったんだ。
アスラン・ザラ:ああそうだ。あいつが今デスティニーに乗っている。
キラ:デスティニー。
アスラン:でもあの時は正直驚いたよ。お前がシンにやられるとは思ってなかったからな。
キラ:あれは僕もザフトと戦っていいのかどうか迷ってたから。カガリもいて何とか逃げ切りたいって思ってて。
アスランアークエンジェルも討たれてほんと驚いたよ。
キラ:ん?
アスラン:でもだからはっきり分かったのかもな。これはおかしいって。
キラ:アスラン
アスラン:議長やレイが厄介なのはそこなんだ。話してると彼等の言うことは本当に正しく聞こえる。
キラ:だよね。それは分かる。実際正しいんだろうし。
アスラン:シンもそこから抜け出せないんだ、おそらく。あいつも夢があってそのために頑張る奴だから。
キラ:そっか。
ミーア・キャンベル:静かな~この夜に~貴方を待ってるの~あの時~忘れた~微笑みを取りに来て
あれから~少しだけ時間が過ぎて~想い出が優しく…
ラクス・クライン(回想):その方の姿に惑わされないでください。わたくしはラクス・クラインです。
ミーア:ぅ…
デュランダル(回想):なに心配はいらないさ。だが少しの間君は姿を隠していた方がいい。決して悪いようにはしないよ。君の働きには感謝している。
ミーア:(そうよ、だって私、あれはみんな私だもん。あの人じゃない。私がやったんだもん。)
ぅ…
アスラン(回想):だが君だってずっとそんなことをしていられるわけないだろ!そうなればいずれ君だって殺される!
ミーア:ぅぅ…そんなはずない!そんなこと絶対!
サラ:ラクス様?
ミーア:ぁ!
サラ:お茶をご用意しましたわ。どうぞ。
ミーア:ぁ…
ミーア:あの…
サラ:はい?
ミーア:議長からはまだ何も?
サラ:はい、残念ながらそれは。
ミーア:…
サラ:でも仕方ありませんわ。今プラントは本当に大変ですもの。それはラクス様も良く御存じでしょう?
ミーア:ええ、分かってるわ!そんなの分かってる!でも…
サラ:本当に今はまだいろいろと情勢が難しいのです。このコペルニクスにも先刻、アークエンジェルが入港したという話ですしね。
ミーア:アークエンジェル
サラ:ええ。どういうことでしょうねぇ。こんな時に月に上がってくるなんて。
ミーア:ぁ…
サラ:やはりあの方も一緒なのでしょうか。
ミーア:え?
サラ:ほら、オーブから自分はアークエンジェルと共にいると言っていたあの方ですわ。
ミーア:ぁ…ええ…
サラ:ふふ。本当に困ったものですよねぇ、あの方にも。
ミーア:ぇ?
サラ:あれではせっかくの議長の努力も台無しですわ。何故あんなことなさるのか。ラクス様って本当はそういう方ではありませんでしょ?
ミーア:ぁ…
サラ:ラクス様という方は常に正しく平和を愛し、けれども必要なときには私達を導いて共に戦場を駈けてもくださる、そんなお方です。だから私達もお慕いするのです。そうでないラクス様なんてそれは嘘ですわ。
ミーア:ぁ…嘘…
サラ:私は開戦の折からずっと議長のお側で頑張ってくださった方こそが本当のラクス様だと思っております。
ミーア:貴方!
サラ:サラとお呼びくださいなラクス様。お力になりますわ。
ミーア:ぁ…
サラ:今はそうでなくては皆困るのですから。そうでしょう?ラクス様。
ミーア:ぁ…ぅぅ…
サラ:さあお茶をいただいてもう少しお話しましょう。きっと良い考えが浮かびますわ。
ミーア:うぅ…

ラクス:ほんとに随分と久しぶりですわ、外へ出るのは。もう何ヶ月も艦(ふね)の中で。
メイリン・ホーク:ぇ!そうなんですか?
ラクス:はい。先日まではずっと宇宙でしたし、その前は海底で。
メイリン:あぁ…
ラクス:仕方のないことだと分かってはいますがさすがにちょっと。
アスラン:いいのか?
キラ:ぁ、うん。
キラ:じゃあ行ってきますラミアス艦長。
マリュー・ラミアス:ええ、でも気を付けてね。
キラ:はい。
ネオ・ロアノーク:本当にいいのか?奴等だけで。
マリュー:大丈夫よ。ちょっと市内に出るだけですもの。ガードもしっかりしてるし。
ネオ:いやそうじゃなくて、あんたはいいのか?
マリュー:え?
ネオ:ちょっと外の空気吸いたいってんなら喜んでお伴しますけど?
マリュー:ええ?
ネオ:ずっと艦(ふね)の中じゃあ、あんただってきついだろ?大変な立場だし。
マリュー:うふ、ありがとう。でも大丈夫よ。私はここで。
ネオ:んじゃ取り敢えず今は艦内をエスコート。
マリュー:ええ?
ネオ:あ、お風呂入んない?一緒に。
マリュー:はぁ?ちょっと!何かやっぱり別人なんじゃない?
ネオ:え?そう?
ラクス:わたくしコペルニクスは初めてですわ。貴方は?
メイリン:はい、私も。
ピンクハロ:テヤンデーイ!ミトメタクナイ!
キラ:そんなに怒んないでよ、アスラン
アスラン:怒っちゃいないさ。ちょっと呆れてるだけだ。
キラ:同じじゃないか。
アスラン:だってお前な!ラクスは…
ラクス:はい?
キラ:何でもないよ。
ラクス:うふ、そうですか?
アスラン:ん…
キラ:大丈夫だよ、アスラン
アスラン:ん?
キラ:もう僕もラクスも。だからそんなに一人で頑張んなくていいから。
アスラン:ぁ…
キラ:ね?
アスラン:ふん。
ラクス:どうですかキラ?
キラ:うんいいんじゃない?
ラクス:これはどうですか?
キラ:うんいいと思うよ。
ラクス:どうでもいいみたいですわね。
ピンクハロ:ザンネン!
キラ:ぁ、そう言う意味じゃぁ…
アスラン:ん?
ラクス&メイリン:うふふふ。
赤ハロ:ハロ!ハロ!Excuse me!Do understand?
ピンクハロ:ハロ?
ラクス:ぁ、まあ!
アスラン:これミーアの!
ラクス:ぁ…
ミーアの手紙:『助けて殺される!ラクス様!』
アスラン:あぁ!
キラ:え?
ラクス:ぁ…
メイリン:なんか、思いっきり罠ですね。
キラ:うん。
アスラン:ああ。だが放ってもおけない。
ピンクハロ:アカンデー!ミトメタクナーイ!
赤ハロ:What's your name?
アスラン:それも見越して仕掛けてる。
キラ:この子が?
アスラン:そうだ。ミーア・キャンベル。議長のラクスだ。
お前はラクスを守ってすぐに艦(ふね)に戻れ。
キラ:え?
アスラン:ああいや、応援を呼ぶ。ちょっと待て。どこが狙いか分からない。
ラクス:わたくしも参りますわ。
アスラン:はぁ?馬鹿…
ラクス:この方が呼んでいるのはわたくしです。
キラ&メイリン:ぇ…
アスラン:だが!
ラクス:どこかでいずれちゃんとしなければならないことですから。ね?キラ?
キラ:ん…
アスラン:キラ!
ラクス:わたくしはお会いしたいですわ。彼女に。
アスラン&メイリン:ええ!?
キラ:分かった。じゃあ兎も角艦(ふね)には連絡して。
アスラン:お前…
キラ:大丈夫だよアスラン。罠だって分かってるんだし、みんないるし、ね?
アスラン:んっはぁ…
ラクス:ありがとうキラ。
キラ:うんん、でも気を付けて。
アスラン&メイリン:はぁ…
赤ハロ:ハロ!ハロ!Thank you very much!
ミーア:ぁ!
アスラン:ぁ!ミーア。
ミーア:ぁ!アスランアスラン
サラ:チィ!あの馬鹿!舞台に誘えと言っておいたのに!
ミーア:アスラン!貴方生きて…
アスラン:そこで止まれ!
ミーア:ぁ…アスラン
アスラン:メッセージは受け取った。罠だということも分かっている。だが最後のチャンスだ。ミーア、だから来た。
ミーア:ぁ…
ラクス:アスラン
ミーア:ラクス様…
ラクス:うふ。こんにちは、ミーアさん、初めまして。
ミーア:ぁぁ…ぁぁ…
ラクス:お手紙には助けてとありました。殺されると。ならわたくしと一緒に参りましょう。
ミーア:ぁ…あれはあたしよ!あたしだわ!
キラ&メイリン&アスラン:ぁ…
アスラン:ミーア!
サラ(回想):ラクス様って本当はそういう方ではありませんでしょう?そうでないラクス様なんてそれは嘘ですわ。
デュランダル(回想):君のおかげで世界は本当に救われたんだ。私も人々も。それは決して忘れやしないさ。
アスラン:ミーア落ち着け。大丈夫だ、だから…
ミーア:あたしがラクスだわ!だってそうでしょ?声も顔も同じなんだもの!あたしがラクスで何が悪いの!あっ!
アスラン:ミーア、もうやめろ。君は…
ミーア:ぅ…
ラクス:名が欲しいのなら差し上げます。
ミーア:ぇ?
ラクス:姿も。でもそれでも貴方とわたくしは違う人間です。それは変わりませんわ。
ミーア:ぇ…
サラ:チィ!
ラクス:わたくし達は誰も自分以外の何にもなれないのです。でもだから貴方もわたくしもいるのでしょう?ここに。
ミーア:ぁ…
ラクス:だから出逢えるのでしょう?人と。そして自分に。
ミーア:ぅ…
ラクス:貴方の夢は貴方のものですわ。それを歌ってください。自分のために。夢を人に使われてはいけません。
ミーア:ぅぅ…
サラ:うっ…
トリィ:トリィ!
アスランラクス!
ミーア:ぁ…あ!
サラ:チィ!
アスラン:キラ!こっち!
メイリン:あ!
アスラン:何人だ?知ってるか?
ミーア:ぅぅ分かんない!サラしか!
アスラン:チィ!
ラクス:ミーアさん。
ミーア:ぁ…
ラクス:大丈夫ですわ。ね?
サラ:うっ!チィ!
キラ:走って!
サラ:うわぁ!
ネオ:ん?おい何だ?
ミーア:ぁ…
ネオ:大丈夫か坊主共!
キラ:遅いです、ムウさん。
ネオ:あ?
キラ:ラクス達を早く。
ネオ:ああ分かったよ。
アスラン:大丈夫か?
キラ:うん、何とか。
アスラン:ほんとに君もいつもごめん。
メイリン:いえ…はいまぁ…。
ネオ:ほらお姫様。
サラ:ぅぅ…
キラ:さあ君も。
ミーア:ぁ…あ!
サラ:ぅぅ…
ミーア:危ない!
アスラン:あ…
メイリン:あぁ…
キラ:あ…
アスラン:くっ…
キラ:くっ…
ラクス:ミーアさん!
サラ:うっ…
ラクス:ミーアさん!ミーアさん!
ミーア:あたし…あたしの歌…命…どうか…忘れないで…
ラクス:明るい、優しいお顔ですわ。これが貴方?
ミーア:はい…
アスラン:ミーア!
ミーア:もっと…ちゃんと…お会いしたかった…みんな…
アスラン:ミーア!
キラ:早くアークエンジェルに!ムウさん!
ミーア:ごめんね…
ラクス:ミーアさん!
アスラン:ミーア!
アスラン:くっそー!!
ラクス:ぅぅ…
メイリン:ぅぅ…
アスラン:ぅぅ…
ラクス:…

 


次回予告
残したものはたった一枚の写真とディスク。
やるせないラクスの瞳は今、最大の敵に向く。
次回、「ミーア」
悪夢の世界、立ち向かえ、フリーダム!

 

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