アニメの全セリフ -ガンダム、ジブリ、鬼滅の刃など-

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機動戦士ガンダム THE ORIGIN-ジ・オリジン- 第3話「暁の蜂起」

機動戦士ガンダム THE ORIGIN-ジ・オリジン- 第3話「暁の蜂起」

機動戦士ガンダム THE ORIGIN-ジ・オリジン- 第3話「暁の蜂起」

 

機動戦士ガンダム THE ORIGIN-ジ・オリジン- 第3話「暁の蜂起」

 


ナレーター「人類が新たな天地を求めて宇宙に進出した時代、それは『宇宙世紀』と名付けられた。彼らの未来は地球の周りに建設された巨大なスペースコロニーに委ねられたのだ。しかしその第2の故郷は約束された楽園ではなかった。宇宙世紀0057。地球から最も離れたサイド3にスペースノイドの独立と人類の革新を訴える指導者が現れた。その名はジオン・ズム・ダイクン。地球圏の歴史は彼に導かれて更に前進するかに見えた。だが宇宙世紀0068。演説の冒頭、ダイクンは倒れた。ダイクンの急死は多くの臆測を生んだ。そしてダイクン陣営内部でも積年の派閥抗争が一気に爆発した。長くダイクンを支え右腕と称されてきたデギン・ザビはこの機会を逃さなかった。彼とその一党はライバルラル家を打倒し、事実上ザビ家がムンゾの実権を掌握した。ダイクンの妻アストライアは幽閉された。そしてその子キャスバルアルテイシアは・・・」
キャスバル「僕とお前や、お母様やみんなの敵だ。やっつけてやる!」
ナレーター「ラル家の頭領ジンバ・ラルと共に辛うじて地球へ脱出するのだった。それから3年。スペインアンダルシア地方、アルテイシアはセイラ、キャスバルエドワウと名を変え・・・大富豪テアボロ・マスにかくまわれ暮らしていた」
女「今のお子様が?」
テアボロ「実の親子のようでしょ?」
ナレーター「だが共に亡命したジンバ・ラルはザビ家への反攻を画策し、暗殺の魔の手を自ら招き寄せた。エドワウは刺客と戦いセイラを守り抜いたがジンバ・ラルは命を落とし・・・テアボロも重傷を負ってしまう。大企業YASHIMAカンパニーを営むシュウ・ヤシマの勧めに従い、テアボロはテキサス・コロニーへの移住を決意する。テキサス・コロニーはサイド5ルウムに存在する西部開拓時代を模したテーマパークであった。しかしそこでは運命の出会いが待っていた。」
エドワウ「エドワウ・マス
シャア「シャア・アズナブルだ。アハッ」

ランバ・ラル「うっ・・・」
ドズル「もうそのぐらいでいいだろう」
ランバ・ラル「ん?」
ナレーター「一方ドズル・ザビはひそかに軍事用のモビルワーカーの開発を進めていた。それは後にモビルスーツと呼ばれることとなる」
マッシュ「うおー!」
ナレーター「果てしなく満ち欠けを数えつつ、母との再会を待ちわびるセイラに悲報が届く。」
エドワウ「母さんが・・・」
ナレーター「母アストライアの死の知らせだった」
セイラ「いやあぁぁ~!」

民衆「ザビ!ザビ!」

ナレーター「宿命が再び兄妹を翻弄し始める。」

エドワウ「アルテイシア、しばらく会えなくなる」
セイラ「え?」
エドワウ「さようなら、アルテイシア
ナレーション「エドワウはアストライアの墓標の前でセイラに別れを告げ・・・」
セイラ「どうしていなくなっちゃうのよ?待って!行かないで兄さん!キャスバル兄さん!」
ナレーター「新たなる一歩を踏み出すのだった。復讐の第一歩を」

キシリアキャスバルがテキサス・コロニーを出た?ルウムからジオンに入国すると?殺せ。キャスバルの帰国を許す者なぞザビ家にはいない。確実に殺せ。間違ってもダイクンの遺児が殺されたなどと世間に感じさせぬよう。」
女性アナウンス「9時15分発ルナーラインジオン行き107便は・・・。」
シャア「何のつてもなくジオンに行ってもねえ。僕は力になってやれそうにないし。」
エドワウ「いいさ、それで。自分の生きる道は自分で見つけるよ。」
女性アナウンス「ジオン行き受け付け108便に乗船されるお客様は・・・。」
シャア「ちょっと待ってて。僕は就学ビザだから手続きをしてくる。」

シャア「えーい。遅れた遅れた。入管局のぐず職員め。乗り遅れちゃったらどうするんだ。」
女性「そういうわけなのでよろしくお願いします。分かりました。」

シャア「えー?」
検査官「なぜこのようなものを?」
シャア「知りませんよそんなもの。入れた覚えない。」
検査官「お話は別室で。」
シャア「そんなことしてたら乗船できない!士官学校に入るんですよジオンの。これ入学許可証。」
検査官「ん?」
シャア「入学式に間に合わなくなる。」
エドワウ「いい考えがある。僕に任せろ。失礼。長引きそうですからトイレに。」
シャア「え?何だよ?僕は別に・・・。」
女性「キャスバルは連れとトイレに入りました。連れのバッグが手荷物検査で引っ掛かったようです。」
男性「緊急連絡。例の便に搭乗しない可能性が出てきました。」
キシリア「分かった。次の指示を待て。」
男性「了解。」

シャア「入れ代わる?僕と君が?」
エドワウ「シッ。107便に乗るならそれしかない。」
シャア「あ・・・。トホホホ・・・。」
エドワウ「急いで。遅いと怪しまれる。ほら。」
シャア「あいよ。」
エドワウ「書類カバンも。こっちのバッグに入れておくから。」
シャア「ああ、そうだ。」

シャア「はぁ。」
検査官「諦めた?」
エドワウ「しかたありません。僕がうっかりしていたんですから。」
係員「エドワウ・マス様。」
シャア「あっ。」
係員「お急ぎください。ジオン行きまだ間に合いますよ。」
シャア「ああ・・・はい。ありがとう。このことは忘れないよ。ハッ。それじゃ!」
検査官「オーバーだな。まるで今生の別れみたいじゃないか。」
エドワウ「フン。そうですね。」
女性「キャスバルが1人で搭乗ゲートに向かいます。」
男性「予定どおりですね。」
キシリア「うん。決行しろ。」
男性「了解。」
キシリア「運のいいやつだな、その連れというのは。」
男性「フン。」

女性アナウンス「ジオン行き107便は定刻5分遅れで出航しました。」
検査官「シャア・アズナブルさん。お待たせしました。バッグはお返しします。あとはこれですが・・・。19世紀の逸品だそうで。お持ちになっていたいのは分かりますが、残念ながらこれは没収ということになりますな。何かおっしゃりたいのでは?」
エドワウ「いえ別に。」
検査官「うおっ。次のジオン行きは明朝の便になります。ゆっくりお休みください。どうぞお気を付けて。シャア・アズナブルさん。」

シャア「ないないない。入学許可証がない!」
客室乗務員「お客様困ります。船内でそのような・・・。」
シャア「何で?ない!ない!大事な書類がないんだよ!」

キシリアキャスバル。凡庸な子としてテキサスで朽ちる気になれば生かしておいてあげたのに。全てお前が悪いのよ。」

「暁の蜂起」

ギレン「時代は今新たな局面に向かいつつある。移民一世以来の困難な時代を経て、棄民とさえ呼ばれていたスペースコロニーの住民は選ばれた民となった。期せずして人類史の最前線に立ったのだ。諸君は更にその前衛である。エリートを自負することに躊躇するな。諸君はエリートだ。選ばれた民の中から・・・。」
リノ「やあ。」
ギレン「更に厳しく選抜されて・・・。」
リノ「遅いじゃないか、シャア。」
ギレン「ここにいる。諸君らこそコロニー社会の守護者であるとともに新人類のリーダーなのである。」
リノ「相変わらず総裁閣下は大仰な物言いだ。」
ギレン「奮起せよ!未来の将星を目指して邁進せよ。我と我が戦線に加われ!」
(学生たちのざわめき)
リノ「いやあ、やれやれ。」
ドズル「(咳払い)」
リノ「あっ。」
ドズル「本学の校長を拝命しているドズル・ザビである。俺はすこぶる正攻法な男だ。これから貴様らを徹底的に鍛える。」
(学生たちのざわめき)
ドズル「エリートか何か知らんが、弱い青白いやつに用はない。覚悟のない者は今すぐ立ち去れ。」
リノ「あの人はああ見えてまっとうな方だぜ。」
ドズル「今日はここに来賓として連邦宇宙軍のレビル中将閣下が来ておられる。」
(学生たちのブーイング)
ドズル「その御前で口にするのも何だが、俺は本学の務めがせいぜいコロニー自警団の養成なんかだとは考えていない。本当の軍人、本当の士官を育て上げることだと考えている。校長として言いたいことは以上だ。」
教官「続いて新入学生の紹介を行う。名前を呼ばれた者は答えて起立せよ。ルウム共和国出身、ケイ・ニシムラ。」
ケイ「はい。」
教官「同じくルウム出身、ルー・ファン。」
ルー「はい。」
リノ「君とは同室になるらしい。とんだ腐れ縁だな俺たちゃ。」
教官「ジオン出身、ロメオ・アルファ。」
アルファ「はい。」
教官「ムーア出身、ゼナ・ミア。」
ゼナ「はい。」
リノ「何だか少し変わったな。」
エドワウ「そうかい?軍人になるんだ。少しは変わらなきゃ。」
リノ「まあな。」
カーン「はい。」
教官「ルウム出身、リノ・フェルナンデス。」
リノ「おっうっ。は・・・はい。」
教官「同じくルウム出身、シャア・アズナブル。」
エドワウ「はい。」
教官「ルウム出身、ベン・ショランダー。」
ベン「はい。」
教官「ジオン出身、キム・ボンジュン。」
キム「はい。」
教官「以上265名。代表ジオン共和国出身、ガルマ・ザビ。」
ガルマ「はい。」
教官「前へ出てデギン・ザビ共和国議長に対し宣誓してください。」
デギン「んんっ。」
ドズル「んっ。」
リノ「フン。ザビ家の御曹司が代表か。」
ガルマ「宣誓。」

サイド3 ガーディアン・バンチ
ジオン自治共和国国防軍 士官学校
教官「何をやっておる。しゃんとしろ!」
教官「もう1周。ラストダッシュしろ。」
(学生たちの息切れ)
学生たち「うわあ!」
学生1「速すぎだよ。」
学生2「誰だ?ペースメーカー。」
学生3「三寮のシャア・アズナブル。」
学生2「あいつ・・・。」
学生4「それに引き換え・・・。」
学生1「遅いなあいつら。」
学生3「また周回遅れ。」
学生1「ガルマだろ。」
リノ「それと自称親衛隊な。単なる取り巻きだけど。」

学生1「ナイスシュート。」
学生2「すごい。」
学生3「さすがガルマさん。よっ。」
ガルマ「ハハ。ん?」
学生たち「おわっ。うっ。それっ。あっ・・・。」
ガルマ取り巻き「ああ・・・。」
リノ「すげえ。」

学生1「うっ。うあっ。おわっああっ。」
リノ「あいつ、あんなに運動神経よかったかな?」

教官「ケプラーの第2法則を用い、えーこの式より万有引力の法則を導くことができる。誰か計算できる者は?あーじゃあガルマ。」
ガルマ「アハ。」
学生1「すっげえ。」
学生2「さすが入試トップ合格。」
ガルマ「ん?」
エドワウ「4A2乗。」
ガルマ「はっ。」
学生3「ん?」
学生4「お?」
ガルマ「えいっ!んん・・・。」
教官「正解。えーであるから・・・。」
リノ「あ・・・。どうしたんだ?あいつ。ハイスクールじゃ俺の方が・・・」

ガルマ「待ちたまえ。失礼なやつだな君は。どうして僕の計算の邪魔をしたんだ?」
エドワウ「邪魔?君が計算に詰まったから助言したつもりだけど。」
ガルマ「詰まってなんかいない!ちょっと計算を休んだだけだ。」
学生1「ああ。」
ガルマ「なのに君はみんなの前で僕に恥をかかせた。謝れ。」
学生2「そうだよ。」
学生3「謝れよ。」
学生1「ヘヘ。どう見たってあれは嫌みだよな。謝れよガルマさんに!ん!う・・・。ひ・・・ひー!」
ガルマたち「んん?」
学生1「うう・・・うひゃああー!」
ガルマ「うわあっ。」
エドワウ「そうか。だったら確かに僕がおせっかいだったかもしれない。悪かったね。ごめんよ。」
ガルマたち「あ・・・ああ?」
学生たち「ええ?」
(学生1のわめき声)
リノ「ホントまるで別人になっちゃった。」

学生1「また10点射。」
学生2「すごい。」
ガルマ「フフ。あっ。う・・・あっ。」
エドワウ「いいのか?こっちばかり気にしていると・・・。」
ガルマ「うっ。」

ドズル「フーン。これがガルマの成績か。学科はA。実技体育はまあまあ。こんなものだろう。あいつは俺と違って体力がないからな。」
兵士「は・・・はっ。」
ドズル「しかしこのシャアというやつはすごいな。全教科A。惜しむらくは眼底色素に異常ありか。出身はルウム。テキサス・コロニー。」

リノ「シャア。その目はどうしたんだ?」
エドワウ「宇宙線にやられた。バイザーをしていないと失明するそうだ。」
リノ「へえ。そいつは・・・災難・・・だったな。あっ。」
エドワウ「どうかした?いや別に。」
(リノの鼻歌)
リノ「あ・・・ハァ。はぁ。」
リノ「(あいつはシャアじゃない。間違いない。誰なんだ?一体)」

サイド3 エキストラ・バンチ
ダーク・コロニー
ドズル「いきなりの視察か。くそ!まずいな。」
ギレン「これか?ドズル。例のものは。」
ドズル「い・・・一応腕周りはすごくよくなっている。あ・・・あと・・・。」
ギレン「結論が出たな。MS計画は中止だ。」
ドズル「なっ!ぐっ・・・。そ・・・そんな。せっかくここまでこぎ着けたのに。」
ギレン「こぎ着けてこのざまか。」
ドズル「えっあ・・・。」
ギレン「むき出しのエンジンをしょった格好で兵器が務まるか。駄目だ。話にならん。」
ドズル「ぐっ・・・あ・・・。」
トレノフ「初めてお目にかかります。本計画の技術顧問トレノフ・Y・ミノフスキーです。」
ギレン「ん?」
トレノフ「閣下のご指摘は全く正当です。が、ご安心ください。解決のめどはついております。」

トレノフ「最新の融合炉の図面です。ご覧のように従来型より画期的に小さくなっていて、しかも出力は落ちません。これがミノフスキー粒子を用いた流体パルスシステムです。これによって駆動がスムーズになり能動的姿勢制御が可能になります。」
ドズル「はあ~・・・。」
トレノフ「ご存じのようにミノフスキー粒子は電磁波の伝達を阻害しレーダーや電子回路をダウンさせ戦争を変えるといわれていますが、それだけではなく戦闘の主役を戦艦や精密誘導兵器から奪い取る新しい主役をも決定するものです。」
ドズル「ハハ。」
ギレン「では聞こう。それはいつ完成する?」
トレノフ「本年度中には必ず。」
ギレン「よし。ドズルさっきの命令は撤回する。計画を続行しろ。」
ドズル「おお!それでこそだ!」
ギレン「その新システムを搭載したモデルをMS-03と呼ぶ。ただし期限は厳守しろ。情勢の推移は待たないぞ。」
ドズル「了解。」

教官1「整列。気を付け。」
教官2「これより重装行軍訓練を行う。背のう装備の総重量は40kg。これを背負ってルートを踏破し日暮れには帰営せよ。」
学生1「きつー。」
学生2「この調子で30km。死ぬよ絶対。」
学生3「もうあんなに先を行くやつがいる。早!」
リノ「あいつ・・・」

教官1「Aポイント到着。名前は?」
エドワウ「三寮。シャア・アズナブル。」
教官2「よし。1番通過。」
教官3「早いな。オーバーペースじゃないのか?」
教官1「続いて2番。誰だ?名前を言え。」
ガルマ「一寮。ガルマ・ザビガルマ・ザビ。」
教官3「通過っと。ガルマ?」
教官4「ザビ?あっ。」
教官3「ザビ家の御曹司。」
教官2「頑張ってるな。」

教官4「降雨タイムだ。学生たちを現在地で休憩させろ。雨が降ると岩場は特に危険だからな。」
教官5「了解。」
教官4「雨量は30mm。多いぞ。しっかりビバークさせろ。」
学生1「やけに降らせるな。」
学生2「ルウムに帰りてえ。」
エドワウ「こっちへ来いよ。ここはぬれなくていいぞ。まだ20kmもあるんだ。風邪をひいてへばっちゃうぞ。特に君のような柔な坊やは。」
ガルマ「うるさい!誰が坊やだ。僕に指図するな。」
エドワウ「ああそうかい。分かったよ。じゃ好きにするさ。」

ガルマ「ん?・・・、はっ。うっ・・・うわっ!あっ・・・ああっ。うわあー!」
エドワウ「あっ。」
ガルマ「ハァ・・・ハァ・・・。うっ・・・。はっ。ハッ笑えよ。おかしいだろ?君を出し抜こうとしてこうなった。最低だ。ザビ家の面汚しだ。」
エドワウ「大丈夫か?」
ガルマ「触るな!僕に指1本触るな。触ったら殺す。いや殺してくれ、いっそ。あんまり惨めだ。耐えられない。う・・・はっ。あ・・・あっ・・・。うわっ!あっ。あ・・・。はっ。あ・・・はっ。」
エドワウ「どうだ?」
ガルマ「あ・・・。」
エドワウ「君の宮殿だ。」
ガルマ「はっ。」
エドワウ「フッ。」

ドズル「ガルマが行方不明だと?」
教官1「途中までトップ争いをしていて・・・。」
教官2「Bポイントを通過したまでは・・・。」
ドズル「捜せ!」
教官たち「はっ。」
ドズル「総動員で捜せ!」
ガルマ「だっ・・・。」
エドワウ「骨折しているなこれは。添え木をして縛っておこう。君はここで待ってろ。人を呼んでくるから。」
ガルマ「はっ嫌だ。僕も行く。」
エドワウ「歩いて?この足で?」
ガルマ「歩けるさ。歩かないと落後したことになる。落後なんて。ザビ家の男なのに。君には分からないだろう。分からなくていい。つまらない見栄だと思うだろうけど。」
エドワウ「いやよく分かるよ。」
教官「こちら25km地点。全力で捜索中ですがまだ・・・。あっ今報告が。見つかった?今見つかったようです。確認に向かいます。まだ見えませんが・・・。あっ来ました。2人です。シャア・アズナブルガルマ・ザビ。肩を抱き合っています。あっ手を振っています。2人とも笑顔です。」

エドワウ「ん?どうした?リノ。引っ越し?」
リノ「寮長が部屋を代われってさ。君はガルマに気に入られたらしいぜ。せいぜい仲良くやるんだな。」
2人「ん?」
ガルマ「希望を出したのさ。僕の顔色うかがいじゃ刺激がなくて面白くないからね。今日からは同室だ。ずっとよい友でいてくれ。」
エドワウ「フッハハハ・・・。」
ガルマ「あっ。何がおかしいんだ?君はやっぱり坊やだ。ルームメートを指名するなんて他の誰にもできない。ザビ家の御曹司以外にはね。」
ガルマ「あ・・・。」

サイド5 テキサス・コロニー
女性アナウンス「皆様。ようこそテキサス・コロニーへ。」
ロジェ「やあ。立派になったね、セイラ。」
セイラ「ご無沙汰してます。アズナブルさん。シャアさんはもうじき卒業でしたよね。」
ロジェ「さあ。どうしているのか。休暇だってあるだろうに1度も帰ってこない。」
セイラ「そう、なんですか。」
ロジェ「手紙だって最初のころに何通か来たっきり。まあ軍隊に取られたら息子は死んだようなものだと思っていたからしかたないけど。」

セイラ「お母さん。ルシファー。そしてキャスバル兄さん。ただいま。お母さん。私ね、お医者さんになる。いいでしょ?あんまりたくさんの人が死んでいくのを見てきたからそう思ったの。いっぱい悲しい思いをしたから。キャスバル兄さん。本当に死んでしまったの?確かに乗船名簿には名前があったけど。何だか信じられない。どこかで生きているような気がする。」

(学生たちの悲鳴)
エドワウ「左に寄せろ。そこからP4をりょう線射撃。その間に出るぞ。いいか?急げよ。」
隊員1「01被弾。直撃です。」
軍監「圧倒的だな。」
隊員1「01戦闘不能。」
隊員2「01戦線を離脱せよ。」
学生「こちら01。まだやれます。」
隊員2「ばか。模擬弾でなかったら吹っ飛んでるんだよ。」
隊員3「03もっと前に出ろ。」
隊員4「無駄弾を撃つな。まだ有効射程距離の外だろうが。気を付けろ。死ぬぞ。」
リノ「くそっ。連邦のやつら調子に乗りやがって。シャア思い出すな。」
エドワウ「ん?」
リノ「うっ。ハイスクールでやったルナボールの決勝さ。あのときもお前が先頭を走ってた。」
エドワウ「は?ああ。そうだったな。みんな散開しろ。」
リノ「ハ・・・ヘヘヘ。」

隊員たち「ハハハ・・・。」
隊員1「お?」
隊員たち「ぐあっ。」
隊員2「ポイント4失陥。」
隊員3「うぐっ。」
隊員4「何!?まさか。失陥だと?」
隊員3「どこの小隊だ?」
ゼナ「こちら01小隊ゼナ・ミア。P4を奪取しました。これより弾着点を観測します。」
ガルマ「シャアやったな。砲撃用意。効力射、撃て。」
エドワウ「遠し50。」
ゼナ「遠し50。」
ドズル「火力の劣勢を計算して力を使用せず奇襲攻撃で敵陣を奪いそこを観測所にして唯一の打撃力である迫撃砲を集中的に使う。やるな。連邦軍の軍監がどう評価するか知らんが俺の評価では満点だ。」

軍監「講評!本日の模擬戦は諸君ら3回生の履修度の高さを判定するものであるが、おおむね可であると認める。順当であれば全員は晴れて専修課程を修了し、おのおのの配置に就くことになる。それが諸君の任務の始まりである。連邦とコロニーの離反を図る悪しき扇動が顕在化しつつある今日。諸君らはそれらに惑わされることなく本来の任務を・・・。」
エドワウ「質問。」
軍監「ん?質問だと?本来ここはそんなものを受け付ける場所ではないが特別に聞く。言ってみろ。」
エドワウ「ご高配に感謝します。では2点うかがいます。本日の演習が実際の任務を模したものであるなら装備において劣勢とされた我々が一体いかなる敵と戦うことを想定されていたのですか。もう1点。軍監殿は先ほど連邦とコロニーの離反は認めぬと言われましたが、ならば圧倒的に劣勢であるしかない我々スペースノイド自衛軍とは所詮コロニー側の弱さを自覚させるための偽装軍隊でしかないのではありませんか。」
リノ「言っちゃった。」
軍監「んん・・・。特別に認めたのは質問だ。しかし今のは質問ではない。反抗と見なす。所属と姓名を言え!」
エドワウ「第三斑班長シャア・アズナブル。」
軍監「何だ?それは。サングラスを取れ!」
エドワウ「自分は網膜オプシンに障害ありとの診断を受けています。ガンマ線量が一定値を超える状況下ではバイザーの使用が認められ・・・。」
軍監「・・・!あっ。うっおっ。」
(学生たちのざわめき)
リノ「校規違反じゃないぞ。」
学生1「そうだ!」
学生2「校規違反じゃない。」
学生3「そうだ。違反じゃない。」
学生4「違反じゃないぞ。」
学生5「そうだ。違反じゃない。」
学生6「謝れ。」
学生7「謝れ。バイザーを拾え。」
学生8「そうだ。拾え。」
学生9「拾え。」
学生10「拾え。」
学生11「拾え。」
学生12「拾え。」
学生13「拾え。」
学生14「拾え。」
ゼナ「あ・・・はっ。フッ。ハァ。」
学生たち「拾え拾え・・・。」
ガルマ「軍監殿。第一斑班長ガルマ・ザビであります。」
軍監「うっ。」
ガルマ「彼は校規に違反していません。バイザーを拾って間違いをお認めになるべきです。」
学生たち「そうだ!」
軍監「うっ。」
ガルマ「お認めください軍監殿。これは要求です!」
軍監「あっ。ぐっ・・・。うっ。ハァ・・・うっはっ。うう・・・はっあっ。」

ガルマ「軍監殿・・・。バイザーを・・・。校規違反では・・・ない。」
エドワウ「ん?」

管制官「こちら入港管制。貴艦は待機されたし。出港船舶あり。待機されたし。」
兵士「本艦は第1級任務を遂行中である。航路を変更させろ。」
管制官「出港船舶に優先権あり。航路を空けなさい。」
兵士「命令するのか?本艦に。1級任務だぞ。」
管制官「衝突する。回避!回避!」
兵士「うっ・・・くそっ。連邦に提訴してやる!」

兵士「農業ブロック1基は完全に破壊されました。全ては管制を無視した連邦軍艦が引き起こしたのであります。」
男性1「そうだ。」
男性2「見逃すな。」
兵士「連邦の存在とは今や大毒以外の何物でもない。」
(歓声)
男性「んん・・・。」
兵士「ここに至ってはかつてかのジオン・ズム・ダイクンがここ、この演壇から発せんとして達しえなかったひと言を今こそ発せざるをえない。独立!連邦からの完全なる独立であります!」
一同「おー!」
ギレン「フン。」

市民たち「独立だ!独立だ!完全独立!地球人は帰れ!地球へ帰れ!ジオン!ジオン!ジオン共和国万歳!」
(悲鳴)

兵士「エリア30航路確保。」
ガルマ「31はまだです。現在微細デブリの回収作業中。」
兵士1「回収船足りません。タララの増援を要請します。」
兵士2「こっちにもっと回せ。」
兵士3「こっちだって忙しいんだよ。」
エドワウ「ガルマあれは何だ?」
ガルマ「ん?ああ、あれ。モビルワーカーだ。」
エドワウ「モビル・・・。」
ガルマ「本来は月資源採掘のためのものなんだけどこんなことにも使える。ドズル兄さんが開発の最高責任者なんだ。シャア。これはトップシークレットだ。君だけに言う。モビルワーカーは軍事に転用が可能だ。だからドズル兄さんは開発にご執心なんだ。それももう最終段階だ。ドクター・ミノフスキーの理論によって融合炉ドライブの小型化が成功した。その名もモビルスーツ。」
エドワウ「モビルスーツか。」
隊員「外洋より大型艦接近。」
ガルマ「駄目だ止めろ。まだ作業中だ。」
隊員「交信不能。連邦コード以外受け付けません。」
ガルマ「この・・・。おっ。はっ!」
エドワウ「強襲揚陸艦だ。でかいな。」
ガルマ「くそっ。」
エドワウ「ズムシティーの鎮圧に向かうんだろう。」
ガルマ「鎮圧?」
エドワウ「治安部隊が発砲したらしい。」
ガルマ「発砲?」
エドワウ「おっと。踏み潰されそうだ。」
ガルマ「はっ。くっそー!屈辱だ。誰のためにこんなことになっているというんだ。」

市民たち「うわっ!ああっ!うわあ!」
デギン「鎮めろギレン。聞いているのか?」
ギレン「もちろん。ただここは今少し静観していいかと。」
デギン「戦争になるぞ。コロニー国家が連邦に勝てるわけがない。」
ギレン「さあそれはやってみなければ分かりません。」
デギン「分かっておらんようだな。ギレン。」
ギレン「ん?」
デギン「暴動が一線を越えれば連邦軍は本格介入してくる。ガーディアン・バンチの駐屯軍が動くのだ。そして忘れるな。あそこにはガルマがおるのだぞ。」
ギレン「ん?」
デギン士官学校などといえば聞こえはいいが、あれは体のいい人質にすぎん。一朝事あるときは隣接する駐屯地のはるかに優勢な連邦軍によって死活を制せられ支配下に置かれる。うう・・・。いいか?ギレン。」
ギレン「うっ。」
デギン「ガルマにもしものことがあったら、そのときは許さんぞ、わしは。」
ギレン「う・・・。うっ。」

学生1「また撃った。」
学生2「ひどい。」
テレビリポーター「連邦軍治安部隊が発砲しています。負傷者が多数出ているもようです・・・。」
学生3「あっガルマさん。」
学生4「ガルマさん。」
学生5「ガルマさん。」
学生6「どうなんですか?」
学生7「僕ら黙っていていいんですか?」
学生8「お前ら。ガルマさんは掃海任務で疲れてるんだから。」
学生9「ひよっこどもはいいって。俺たちに任せな。」
エドワウ「ガルマ、話がある。」
ガルマ「うん?」

ガルマ「連邦軍兵営を攻撃?」
エドワウ「そうだ。奇襲して制圧。武装解除させる。」
ガルマ「なっあっ。」
エドワウ「やつらは全く無警戒だ。今ならできる。」
ガルマ「そんな・・・。」
エドワウ「怖いのか?ガルマ。将来はザビ家の頭領になりジオンを統括することになるかもしれない君がこの程度のことでおじけづくのか?」
ガルマ「し・・・しかし・・・。」
エドワウ「君なら指揮できる。君はトップだ。士官学校の輝ける星だ。」
ガルマ「シャア・・・。」
エドワウ「あの強襲揚陸艦を見ただろ?あれはこのガーディアン・バンチからズムシティーに治安部隊を輸送していたんだ。今その部隊はズムシティーで市民を殺りくしている。同じように今いる残りの部隊も送り込まれたらどうなる?ザビ家の男だというなら黙って見過ごすことなどできないはずだ。」
ガルマ「う・・・うん。分かった。でも勝てるだろうか。」
エドワウ「勝てるさ。見てくれ。これが駐屯地の見取り図だ。駐屯地には一個連隊がいる。しかし一個大隊は既にズムシティーに行っているから残りは大隊2つ。2000人。」
ガルマ「我々の10倍だ。」
エドワウ「勝敗を決するのは人数じゃない。戦う集団でなければただの烏合の衆だ。兵舎は2ブロック。中央は管理塔、連隊本部だ。挟んで反対側に兵器庫、銃器格納庫。これらを攻撃目標のA・B・C・Dとする。」
ガルマ「お・・・驚いたな。いつの間にそんな・・・。」
エドワウ「感心なんかするなよ。大事なことはまだある。1つはドッキングベイ。外からの干渉を入れさせないために押さえる必要がある。あと1つはドズル校長。」
ガルマ「なっ。ああ・・・。兄はいい人だ。話せば分かって・・・。あっそうだ。いっそ兄と一緒にやろう。何なら僕から話して・・・。」
エドワウ「ガルマ。君は自分の手で歴史の歯車を回してみたくないのか。」
ガルマ「はあ?あっ・・・。」

テレビアナウンサー「ズムシティーは騒乱が続いています。市民は各所にバリケードを築き、これに対して治安部隊が発砲しています。事態のいっそうの悪化が懸念されます。」
学生1「こら!消灯時間だぞ。」
学生2「部屋に帰って寝ろ。1年や2年で校規違反とはいい度胸だ。査問するぞ。んっ。」
学生3「二寮OK。全員出る。即答だ。」
学生4「クムランなんか泣いていたよ。」
学生3「あいつのおやじ農業区で死んでいるからな。」
学生5「車両庫は?」
学生6「スペアキーでいつでも開けられる。」
学生7「軍装で室内待機。」
学生8「インカムの交信モードは0024。」
学生9「シャアが先に出る。あとはガルマの指示で。」
学生10「あら一緒に出たかったわ。」
学生11「私も。」
学生12「寮監に気付かれるな。」
学生13「いよいよか。」
学生14「見てろ連邦のやつら。」
ガルマ「シャア来てくれ。このフックが変だ。うまく・・・うっあっ・・・。ありがとう。あっ。シャア。一緒にいてくれないのか?」
エドワウ「無理だ。手始めに潜入してかく乱しなければ。」
学生「ゼナがやってくれるそうだ。」
エドワウ「すまないな。とても重い任務だが君ならきっとできる。」
ゼナ「私も戦闘に参加したいのですけどそういうことでしたら。」
エドワウ「では行ってくる。いいか?模擬戦のときの要領だ。」
ガルマ「ハァはっ・・・。」

リノ「シャア。晴れて出撃かい?見事なリーダーぶりだな。ハイスクール時代のお前とはえらい違いだ。演習のときに言ったルナボールの決勝な。そんな試合はなかった。」
エドワウ「ん?」
リノ「ちょっとばかり探偵のまね事をさせてもらったよ。テキサス・コロニーのエドワウ・マスシャトルの事故で死んだこと。彼がシャア・アズナブルとそっくりでただその目が澄んだ青い瞳だったこと。ダイクンの遺児キャスバル・レム・ダイクンと同じ青い。」
エドワウ「うん?」
リノ「帰ってきてくれたんだねキャスバル。ザビ家への復しゅうのためにジオンへ。」
エドワウ「復讐?何のことだ?」
リノ「大丈夫。このことは秘密にする。信じてくれキャスバル。僕は仲間だ。ダイクンを毒殺したザビ家は打倒すべきだと思っている。協力させてくれ。」
エドワウ「何の話だ?悪いがさっぱり。」
リノ「ああそうだね。いきなりこんな・・・。でも身分を隠し続けるならその青い瞳は危険すぎる。」
エドワウ「これは?」
リノ「ルナボールで使うヘッドギアを改造したんだ。どのみち戦場でバイザーは不便だろ。ん?あ・・・あっ。」
エドワウ「どうだい?」
リノ「うわあ・・・。」
エドワウ「似合うかな?」
リノ「いい。最高だよシャア。そうかい。感謝するよリノ。」

ガルマ「ズムシティーの同胞を守るために我々は立つ。これは一大事件となるだろう。このことをきっかけに連邦とジオンは戦争状態になってしまうかもしれないからだ。しかし思い出してくれ。なぜここに入校したのか。軍人を志したのか。スペースノイドの生命、権利と財産を守るためだった。連邦のためなどではない!」

ガルマ「連邦軍駐屯部隊を治安出動させてはならない。ズムシティーの市民を殺させてはならない。これは反乱ではない。そうだろ?みんな。」
エドワウ「そうだ坊ちゃん。君もくじけるなよ。」
ガルマ「分かっているな?みんな。これは訓練じゃない。模擬戦でもない。弾薬は実包だ。当たったら死ぬんだ。我々のうち何人かが確実に。それでもいいんだな?・・・はっ。」
学生たち「おー!」
ガルマ「よし出撃だ!」
学生たち「おー!」

ドズル「何?俺に会いたい?この時間にか?学校生活の悩みを?俺に?ゼナ・ミア。卒業席次8番か。筋のいい学生だな。悩み事ならカウンセラーの仕事だが・・・。お?」
ゼナ「失礼いたします。」
ドズル「いつもなら起きてさえいない時間だ。」
ゼナ「ご無礼おわびします。」
ドズル「一応話は聞いてやる。座れ。」
ゼナ「私はここで結構です。」
ドズル「まあいい。何だ?悩みというのは。金か?男か?軍が嫌になったか?」
ゼナ「どれでもありません。本校に不満はありません。」
ドズル「ほう。じゃあ何だ?」
ゼナ「実は閣下のお時間が頂きたいのです。」
ドズル「俺の時間?」
ゼナ「はっ。」
ドズル「ん?くっ。あっ!何だ?あれは。」
ゼナ「閣下動かないでください。」
ドズル「ちっ。これは一体・・・。」
ゼナ「動かないで!3回生の学生隊が緊急出動。連邦軍駐屯地に向かっております。」
ドズル「この・・・。」
(ドアをたたく音)
ゼナ「はっ。」
隊員1「校長。ドズル大佐。学生たちの暴発です。」
隊員2「開けてください!やつらを止めないと。」
ドズル「貴様らは!」
ゼナ「駄目!」
ドズル「ぬうっ。誰だ?誰が指図をした?扇動しているのは誰だ!」
ゼナ「ガルマ様です。」
ドズル「ぬおっ。」
ゼナ「ガルマ様がげきを飛ばされたのです。」
ドズル「ガ・・・ガルマが?あのガルマがこんなことを・・・。」

学生「こちら自走重迫隊。射撃ポイントに着いた。観測点確保。」
エドワウ「よし作戦開始だ。撃て。我々は突入する。」
学生「遠し8右。左へ2引け500。効力射!撃て!」
兵士「はっ。敵襲。くそ!ああっ。」

エドワウ「撃て!」
学生「支援射撃を続行する。」

エドワウ「フン。」

兵士1「敵襲だ。」
兵士2「敵襲。」
兵士3「応戦だ。」
兵士4「表へ出ろ。」
(兵士たちの悲鳴)

兵士5「あ・・・あっ。うわあっ。」
兵士6「司令部。こちらガーディアン・バンチ駐屯地。重迫撃砲の攻撃を受けている。」
連隊長「重火器で応戦しろ。連隊長命令だ。戦車を出せ!」
兵士7「だあっ!」
学生「司令塔に命中。兵器庫に火が入った。左翼隊はD群を制圧中。」
ガルマ「はあ・・・よし。司令塔にシャアを突入させろ。」

兵士1「うっ・・・ぎゃあ!」
兵士2「うおおー!」
兵士3「うわあ!」
学生「シャア!シャア。ガルマさんが司令塔に突入しろと。」
エドワウ「分かっている。警報。MBT。リノ。」
リノ「おう。」
エドワウ「あの61を奪い取れ。君は特殊車両操縦評価Aだったはずだ。僕は司令塔へ急ぐ。」
リノ「分かった。任せろ。」
エドワウ「頼む。2人の専用通信チャンネルは010だ。」
兵士たち「うわっ!」
戦車長「くそ。何も見えねえ。ん・・・ん?」
リノ「うおおー!」
戦車長「おっ!」
リノ「ううっ。ふっ。」
戦車長「うわっ!」

兵士1「うおっ。」
兵士2「うわっ。」
リノ「こちらリノ・フェルナンデス。61式奪取に成功した。これからそちらへ向かう。」
シャア「了解。さすがだな。」
リノ「だが砲手が必要だ。乗り込ませてくれ。」
シャア「分かった。手配する。」
学生「シャア。リノは?」
エドワウ「敵の戦車が来る。」
2人「あ・・・。」
学生「くそ!敵は俺たちが取る。行くぞ。」
学生たち「おう。」

兵士「敵は2方面から侵攻してきます。依然砲撃中。」
連隊長「うう・・・。くそっ!士官学校のやつらめ。」

リノ「ん?何だ?聞こえるか?リノだ。味方が俺を狙っている。どうした?応答してくれ。キャスバルキャスバル!応答してくれ!うう・・・。」
兵士「うわあー!」
リノ「キャスバルやめさせてくれ。キャスバルキャスバルキャスバル!」
学生「撃て!な・・・何でだ?キャスバル!」
エドワウ「僕はキャスバルじゃない。シャア・アズナブルだ。」
兵士「うおっ。」
兵士たち「うわあー!」
学生2「うっ・・・うわっ。」
兵士たち「うわあ!」

兵士1「中央ブロックに被弾集中。持ちこたえられません。くそ・・・くそ!ジオンの小わっぱめ。」
兵士たち「おっ。」
連隊長「何だ?非常電源は?」
兵士2「ん?」
連隊長たち「あっ!」
エドワウ「連隊長殿ですね?失礼ながら降伏なさるべきです。兵たちにも抵抗をやめるよう命令してください。」
連隊長「あ、あぁ・・・。」

ナレーター「ガルマ・ザビの指揮の下士官学校の学生200余名の蜂起は地球連邦軍治安部隊を武装解除させた」

ドズル「双方撃ち方やめ。これは命令だ。校長のドズルだ。学生どもも引け。おっ。」
ガルマ「んっ。あっドズル兄さん。あ・・・。」
ドズル「ガルマ!お前というやつは・・・。うああー!うああー!ガルマ!」
ナレーター「彼らのこの行動はのちに『暁の蜂起』と呼ばれジオン共和国の市民たちを熱狂させた。だがこの事件は人類最大の悲劇世にいう『一年戦争』の発端となる。地球圏は混沌の闇へと突き進んでゆくのである。」
エドワウ「赤いな。実にいい色だ。」

アムロ「あれは?父さん。」
テム「ルナツーだ。」
アムロ「フーン。」
テム「元は小惑星ユノー。スペースコロニー建造の資材調達のために運ばれてきた。ラグランジュ3に新しいサイドを建設するための基点となったわけだが、以後コロニー計画は凍結されて宝の持ち腐れになってしまった。サイド7の着工が承認されるまで・・・な。サイド7だ。」
アムロ「まだ造りかけなんだ。」

検査官1「はい、よし。次の人。」
アムロ「あっ。アムロ・レイ。13歳です。」
検査官1「おっ。」
検査官2「へえ。開発主任の息子さん・・・か。」

テム「父さんはこれからもっと忙しくなる。家を空けることも多くなるだろうが、しっかりやるんだぞ。いい友達を作れ。頑張って『あれでもレイ主任のせがれか』と人から言われないようにしろ。いいな?」
アムロ「ん・・・。」
ハロ「ハロトモダチ。ハロアムロノトモダチ。」
女性アナウンス「お疲れさまでした。ゲート01到着です。Gに順応する間足元が危険です。ご注意ください。ゲートオープンです。気圧差によって若干の風が生じます。」
アムロ「うっ。あ・・・。ここがサイド7。」

 


第3話 完