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新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第四話 「雨、逃げ出した後」 全セリフ

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第四話 「雨、逃げ出した後」

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第四話 「雨、逃げ出した後」

 

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第四話 「雨、逃げ出した後」

 

 

ミサト:あいつ、今日もずる休みするつもりかしら…

ミサト:シンジ君!?起きなさい。いつまで学校を休む気?もう5日目よ。初号機は完全に直っているのよ。パイロットのあなたがそんなことでどうするの?シンジ君?

ミサト:はっ…

ミサト:家出か…無理もないわね。

ミサト:シンジ君!?

トウジ・ケンスケ:うっ…

トウジ:あの、えっと

ケンスケ:碇君と同じクラスの、相田と鈴原と申します。

ミサト:相田君と鈴原君…

トウジ・ケンスケ:はい!

トウジ:わし…僕が鈴原です!

ミサト:あ、もしかして、初号機のエントリープラグに入った!?

トウジ:はい!

ケンスケ:ええ

トウジ:その節はとんだご迷惑をおかけしました!

トウジ・ケンスケ:実は、

トウジ:あれから碇君がずっと休んでらっしゃるので、気になって見に寄らせてもろたんですが…

ミサト:シンジ君はね、今、NERVの訓練施設にいるの。

トウジ:ああ、そうですか…

ケンスケ:これ、机に溜まってたプリント…碇君の。

ミサト:わざわざ悪いわね。ありがと。

トウジ:ほな、僕ら失礼します。

ケンスケ:碇君によろしくお伝えください。

ミサト:ええ、伝えるわ。じゃ。

ケンスケ:これは予想外の展開だな。

トウジ:えらい別嬪さんやったなあ。

ミサト:シンジのバカ!!

ミサト:バカ…

車内放送:次は長尾峠長尾峠です。お出口、右側に変わります。

駅の放送:本日は、第3新東京市、第7環状線をご利用いただき、まことにありがとうございます。

駅の放送:この電車は当駅にて回送電車となります。どちらさまもお忘れ物の無いように、ご降車ください。

シンジ:…………帰らなきゃ…

映画:本当に探知できなかったんですか!

映画:そうだ、直径数十mmの物体が、光速の数十%と言う速度で南極に激突したのだ!

映画:われわれの科学では予知も防ぐこともできなかったんだ!

映画:外は地獄よ!これじゃ何のための科学なの?

映画:現在、地軸変化による大気流動は3%に減少しました。

映画:じゃあ、少しは落ち着いたのかしら?

映画:だめです、津波がきます!秒速230mで接近中!

映画:先生!脱出しましょう!

映画:いや、私にはここにとどまる義務がある!

映画:先生!死ぬことは簡単です!しかし、あなたには世界の地獄を見つめる義(務が…)

ミサト:バカ…

ミサト:14歳だもんね…人類の存亡を背負わせるのは、やっぱ酷よね。

リツコ:でも、私たちはEVAの操縦を、14歳の子供達に委ねざるを得ないのよ。

ミサト:分かってる。

リツコ:で、シンジ君から連絡は?

ミサト:……

リツコ:無いの?

ミサト:…無いわ。彼、もう戻らないかもしれない。

リツコ:どうするつもり?

ミサト:別に…戻らないなら、その方がいいかも。

リツコ:なぜ?

ミサト:この間の戦闘の後でさ…

ミサト:どうして私の命令を無視したの?

シンジ:ごめんなさい…

ミサト:あなたの作戦責任者はあたしでしょ。

シンジ:はい。

ミサト:あなたには私の命令に従う義務があるの。分かるわね?

シンジ:はい。

ミサト:今後、こういうことの無いように。

シンジ:はい。

ミサト:あんたほんとに分かってんでしょうね?

シンジ:はい。

ミサト:あんたねぇ、なんでも適当に、はいはい言ってりゃいいってもんじゃないわよ!

シンジ:分かってますよ、ちゃんと。もういいじゃないですか、勝ったんだから。

ミサト:そうやって表面だけ人に合わせていれば楽でしょうけどね、そんな気持ちでEVAに乗ってたら、死ぬわよ!

シンジ:いいですよ、そんなの。

ミサト:いい覚悟だわ、と言いたいとこだけど、誉められると思ったら大間違いよ、碇シンジ君。

シンジ:誉められるも何も、どうせ僕しか乗れないんでしょ、乗りますよ。

リツコ:なるほどね。

ミサト:あの子にとってEVAに乗ることが苦痛でしかないのなら、もう乗らないほうがいいわ。絶対死ぬもの。

リツコ:でも、パイロットは必要よ。

ケンスケ:ダダダダダダダダ、ドカーン!

ケンスケ(軍人風にその1):小隊長殿!

ケンスケ(軍人風にその2):行け、相田、行くんだ!

ケンスケ(軍人風にその1):しかし、自分は小隊長殿を置いては進めません!

ケンスケ(軍人風にその2):バカモン!

ケンスケ(軍人風にその1):わあーっ!

ケンスケ(以下通常モード):よっ…と…

ケンスケ:ん…転校生…

ケンスケ:碇ーっ!

ケンスケ:トウジのやつさ、反省してた。妹に説教されたらしいよ。私たちを救ってくれたのは、あのロボットなのよ、って。小学校低学年に説教されるな、っての。ほんと。な?

ケンスケ:夜はいいよな、あのうるさいセミが鳴かないから。小さいころは静かでよかったけど、毎年増えてる。

シンジ:生態系が戻ってる、って、ミサトさんが言ってた。

ケンスケ:フーン、ミサトさんね。まったく羨ましいよ、あんなきれいなお姉さんと一緒に住んでて、エヴァンゲリオンを操縦できて…

ケンスケ:ああ、一度でいいから、思いのままにエヴァンゲリオンを操ってみたい!

シンジ:やめた方がいいよ。お母さんが心配するから。

ケンスケ:ああ、それなら大丈夫、俺、そういうのいないから。…碇といっしょだよ。

ケンスケ:飯、食うだろ?

シンジ:うん…

シンジ:いつもこんなことしてるの?

ケンスケ:ん、うーん、まあな。

シンジ:ゲリラ戦にでもなったときのための、訓練?

ケンスケ:こんなおもちゃで何ができるんだよ、好きでやってるだけさ。

諜報部員:碇シンジ君だね。

シンジ:はい。

諜報部員:NERV保安諜報部のものだ。保安条例第8項の適用により、君を本部まで連行する。いいね。

シンジ:はい。

トウジ:そんでお前、黙って見てただけやっちゅうんかい!?

ケンスケ:んなこと言ったって、相手はNERVの保安諜報部、プロなんだよ。

トウジ:それがどないしたんや!お前それでもマタンキ付いとんのか?

女子:やだー!

女子:変態!

女子:サル!!

ケンスケ:勝てない喧嘩するやつはバカなの。マタンキは関係ないの。

ミサト:しばらくね。

シンジ:はい。

ミサト:この2日間ほっつき歩いて、気が晴れたかしら?

シンジ:別に…

ミサト:EVAのスタンバイできてるわ。乗る?乗らないの?

シンジ:叱らないんですね、家出のこと。

ミサト:……

シンジ:当然ですよね、ミサトさんは他人なんだから。

ミサト:……

シンジ:もし僕が乗らない、って言ったら、初号機はどうするんですか?

ミサト:レイ、が乗るでしょうね。乗らないの?

シンジ:そんなことできるわけ無いじゃないですか。彼女に全部押し付けるなんて。大丈夫ですよ、乗りますよ。

ミサト:乗りたく無いの?

シンジ:そりゃそうでしょ、第一僕には向いてませんよ、そういうの。だけど、綾波ミサトさんやリツコさ…

ミサト:いい加減にしなさいよ!人のことなんか関係ないでしょう!嫌ならこっから出て行きなさい!EVAや私たちのことは全部忘れて、元の生活に戻りなさい!

ミサト:あんたみたいな気持ちで乗られるのは、迷惑よ!

シンジ:……

リツコ:サードチルドレンは、明日、第3新東京を離れます。

ゲンドウ:では、初号機のデータはレイに書き換える。

リツコ:しかし…

ゲンドウ:零号機の再起動実験の結果のいかんによらず、初号機での実験に移る。

ゲンドウ:マルドゥック機関の報告によると、フォースチルドレンはまだ見つかっていない。

リツコ:パイロットの補充は利かない、と言うことですか?

シンジ:あの、ミサトさんはどこですか?一言お別れを…

諜報部員:君はすでにNERVの人間ではない。どのようなことも教えられない。

ケンスケ:碇ーっ!

トウジ:忘れもんや!

シンジ:あの、ちょっといいですか?

シンジ:あの、ありがとう…

ケンスケ:トウジ、しゃべれよ!ほら!

トウジ:碇、二発もどついたりして悪かった、わしのこともどついてくれ!

シンジ:そんなことできないよ!

トウジ:頼む!せやないとわしの気が済まん!

ケンスケ:こーゆー恥ずかしいやつなんだよ、ま、それで丸く収まるんなら、殴ったら?

シンジ:でも…

トウジ:はよう!時間ないんやろ!?

シンジ:じゃ、一発だけ…

トウジ:ようし!こんかい!

シンジ:ンッ!

トウジ:待ったーッ!

トウジ:手加減、なしや。

シンジ:うん。

シンジ:フンっ!

ケンスケ:いたたたた!

シンジ:どうしてここが?

ケンスケ:勘、ってやつだよ。ここんとこ、何十人、って言う同級生を見送ってきたんだ。

トウジ:碇が居らんのやったら、いずれわしらもこの町から出て行かんならんようになるやろう。

トウジ:せやけど、わしら、なにもいわれへん。EVAの中で苦しんでる碇の姿、見てるからなあ。

トウジ:碇のこと、ゴチャゴチャ抜かすやつがおってみい!わしがパチキかましたる!

トウジ:そない辛気臭い顔すんなや。

ケンスケ:元気でな。

トウジ:頑張れや。

シンジ:あの…

諜報部員:時間だ。

諜報部員:こら!

シンジ:殴られなきゃならないのは僕だ!僕は卑怯で、臆病で、ずるくて、弱虫で…

諜報部員:これ以上、手を焼かせるな。

リツコ:行っちゃったわね。これでよかったの?

ミサト:ヤマアラシのジレンマか。身を寄せるほど相手を傷付ける、こういうことか…あの子、ああいう言い方でしか自分の気持ちを伝えられないんだわ。

駅の放送:2番線に、厚木行き、特急リニアが参ります。危ないですから、黄色い線の内側までお下がりください。

駅員:2番線の電車は、4時20分発、厚木行きの政府専用特別列車です。一般の方は柵の内側には入れません。

駅員:なお、許可の無い方のご乗車はかたく禁じられております。くれぐれも、ご注意ください。

(ミサト:頑張ってね)

ケンスケ:おい、あれ…

トウジ:あの時の別嬪さんや。


駅の放送:まもなく、4番線に、強羅行き各駅停車が参ります。危ないですから、黄色い線の内側までお下がりください。小さいお子様をお連れの方は、特にご注意ください。

駅員:4番線の電車は、4時32分発、強羅行き折り返しの各駅停車です。ご利用の皆様は、ご乗車になってお待ちください。

駅員:はい、まもなく電車が入ります、黄色い線の内側まで下がってください。

シンジ:た、ただいま…

ミサト:おかえりなさい。

 

 

他人との接点を最小限にとどめ生きていく綾波レイ
彼女が心を開くのは、碇指令だけだった
自分より父に近い少女に、シンジは惑う
次回、『レイ、心のむこうに』