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新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第七話 「人の造りしもの」 全セリフ

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第七話 「人の造りしもの」

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第七話 「人の造りしもの」

 

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第七話 「人の造りしもの」

 

 

ゲンドウ:また君に借りができたな。

加持:返すつもりもないんでしょ?彼らが情報公開法をタテに迫っていた資料ですが、ダミーも混ぜてあしらっておきました。

加持:政府は裏で法的整備を進めていますが、近日中に頓挫の予定です。で、どうです?例の計画のほうもこっちで手を打ちましょうか?

ゲンドウ:いや、君の資料を見る限り、問題はなかろう。

加持:では、シナリオ通りに。

シンジ:…おはようございます…

ミサト:ふぁ~~~あ…おはよ…

ミサト:んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、ぷっはぁ~~~~、くぅ~~~~~~~~っ、朝一番は、やっぱこれよね~!

シンジ:コーヒーじゃないんですか?

ミサト:日本人はね、昔から朝はご飯と味噌汁、そしてお酒、って相場が決まってんのよ。

シンジ:ミサトさんが、でしょ?

ミサト:な、何よ…

シンジ:大体、今朝の食事当番は、誰でしたっけ?

シンジ:ミサトさんがその年でいまだに一人なの、分かったような気がします。

ミサト:悪かったわねぇ~、がさつで。

シンジ:ずぼらも、でしょ?

ミサト:うっさいわねぇ~~

シンジ:ご馳走さま。

シンジ:ほんとに今日学校くるんですか?

ミサト:当たり前でしょ?進路相談なんだから。

シンジ:でも、仕事で忙しいのに…

ミサト:いいのいいの、これも仕事だからね。

シンジ:仕事…ですか…?

ミサト:はい~~、あら~~~、わざわざありがと~~~。え?少し待っててね。

シンジ:ミサトさん、そんな格好で出て行かないでよ。恥ずかしいから…

ミサト:はいはい。

トウジ・ケンスケ:おはよ~碇君!

トウジ・ケンスケ:では、ミサトさん!行ってきま~す!

ミサト:行ってらっしゃい

トウジ・ケンスケ:おお~~~!

シンジ:早く行こうよ。

ミサト:皮肉、か…。まぁ、くだけて表情が増えてきたのは、いい傾向かな?

電話:はい、もしもし。

ミサト:今家を出たわ。後のガードはよろしく。

トウジ:いらっしゃたで~!

男子:カッコイイ!誰あれ!

男子:碇の保護者!?

男子:なに、碇ってあんな美人に保護されてるの?

ヒカリ:ばかみたい。

トウジ:はぁ~~~、やっぱミサトさんって、ええわぁ~~。

ケンスケ:うん!

シンジ:そうかなぁ…

トウジ:あれでNERVの作戦部長やゆうのがまた凄い!

ケンスケ:うん!

シンジ:そうかなぁ…

トウジ:ケンスケ、良かったなぁ、シンジがお子様で。

ケンスケ:まぁ、敵じゃないのは確かだね。

シンジ:(トウジ達はあの人のだらしなさを知らないんだ)

トウジ:ああ、ああいう人が彼女やったらなぁ~。

シンジ:苦労すると思うよ。

トウジ・ケンスケ:分かってないねぇ、センセエ。

トウジ・ケンスケ:よっしゃ、地球の平和はお前に任せた!だからミサトさんはわしらに任せろ!

マヤ:初号機、冷却値をクリア、作業はセカンドステージに移行してください。

シンジ:(地球の平和か…そのためのEVA。EVAって何なんだろう。血の匂いがするエントリープラグ。なのに、どうして落ち着くんだろう)

シンジ:(結局、僕は何も分かってないんだ)

リツコ:零号機の胸部生体部品はどう?

マヤ:大破ですからね。新作しますが、追加予算の枠、ギリギリですよ。

リツコ:これでドイツから弐号機が届けば少しは楽になるのかしら?

マコト:逆かもしれませんよ。地上でやってる使徒の処理も、タダじゃ無いんでしょう?

ミサト:ほーんと、お金に関してはセコい所ねー。人類の命運をかけてるんでしょ?ここ。

リツコ:仕方ないわよ。人はEVAのみで生きるにあらず。生き残った人たちが生きていくにはお金がかかるのよ。

ミサト:予算ね。じゃあ司令はまた会議なの?

リツコ:ええ、今は機上の人よ。

マヤ:司令が留守だと、ここも静かでいいですね。

男:失礼。便乗ついでに、ここ、よろしいですか?

男:サンプル回収の修正予算、あっさり通りましたね。

ゲンドウ:委員会も自分が生き残ることを最優先に考えている。そのための金は惜しむまい。

男:使徒はもう、現れない、と言うのが彼らの論拠でしたからね。

男:ああ、もう一つ朗報です。米国を除く全ての理事国がEVA6号機の予算を承認しました。

男:まあ、米国も時間の問題でしょう。失業者アレルギーですしね、あの国。

ゲンドウ:君の国は?

男:8号機から建造に参加します。第二次整備計画は、まだ生きてますから。

男:ただ、パイロットがまだ見つかっていないという問題はありますが。

ゲンドウ:使徒は再び現れた。われわれの道は彼らを倒すしかあるまい。

男:私も、セカンドインパクトの二の舞は、ごめんですからね。

シンジ:じゃあ、南極大陸が蒸発した、セカンドインパクトって…

リツコ:そう、歴史の教科書では大質量隕石の落下による大惨事となっているけど、事実は往々にして隠蔽されるものなのよ。

リツコ:15年前、人類は最初の「使徒」と呼称する人型の物体を南極で発見したの。

リツコ:でもその調査中に原因不明の大爆発を起こしたの。それがセカンドインパクトの正体。

シンジ:じゃあ、僕らのやっていることは…

リツコ:予想されうるサードインパクトを未然に防ぐ、そのためのNERVと、エヴァンゲリオンなのよ。

リツコ:ところであれ、明日、予定通りやるそうよ。

ミサト:分かったわ。

ペンペン:クワァッ!

ミサト:おはよう。

シンジ:お、おはようございます。

ミサト:仕事で、旧東京まで行ってくるわ。多分、帰りは遅いから、何かデバって。じゃ。

シンジ:あっ、はい…

ミサト:ここがかつて、花の都、と呼ばれていた大都会とはね。

リツコ:着いたわよ。

ミサト:何もこんな所でやらなくってもいいのに。で、その計画、戦自は絡んでるの?

リツコ:戦略自衛隊?いえ、介入は認められず、よ。

ミサト:道理で好きにやってるわけね。

時田:本日はご多忙のところ、わが日本重化学工業共同体の実演会にお越しいただき、まことにありがとうございます。

時田:皆様には後程、管制室の方にて、試運転をご覧いただきますが、ご質問のある方はこの場にてどうぞ。

リツコ:はい!

時田:これは、ご高名な赤木リツコ博士、お越しいただき、光栄のいたりです。

リツコ:質問を、よろしいでしょうか?

時田:ええ、ご遠慮なくどうぞ。

リツコ:先ほどのご説明ですと、内燃機関を内蔵とありますが。

時田:ええ、本機の大きな特長です。連続150日間の作戦行動が保証されております。

リツコ:しかし、格闘戦を前提とした陸戦兵器に、リアクターを内蔵することは、安全性の点から見てもリスクが大きすぎると思われますが。

時田:5分も動かない決戦兵器よりは、役に立つと思いますよ。

リツコ:遠隔操縦では緊急時の対処に問題を残します。

時田:パイロットに負担をかけ、精神汚染を起こすよりは、より人道的と考えます。

ミサト:よしなさいよ、大人げない。

リツコ:人為的制御の問題もあります。

時田:制御不能に陥り、暴走を許す危険極まりない兵器よりは、安全だと思いますがねぇ。

時田:制御できない兵器など、まったくナンセンスです。ヒステリーを起こした女性と同じですよ、手におえません。

客:ハッハッハッハッハッ

リツコ:そのためのパイロットとテクノロジーです!

時田:まさか。科学と人の心があの化け物を押さえるとでも?本気ですか?

リツコ:ええ、もちろんですわ。

時田:人の心などと言う曖昧なものに頼っているから、NERVは先のような暴走を許すんですよ。

時田:その結果、国連は莫大な追加予算を迫られ、某国では2万人を超える餓死者を出そうとしているんです。

時田:その上、あれほど重要な事件に関わらず、その原因が不明とは。せめて、責任者としての責務は全うしてほしいもんですな。

時田:良かったですねえ。NERVが超法規的に保護されていて。あなたがたはその責任を取らずに済みますから。

リツコ:なんとおっしゃられようと、NERVの主力兵器以外、あの敵性体は倒せません!

時田:A.T.フィールドですか?それも今では時間の問題に過ぎません。いつまでもNERVの時代ではありませんよ。

客:ハッハッハッハッハッ

ミサト:くっ、この、くそ!たく!あの俗物どもが!どーせうちの利権にあぶれた連中の、腹いせでしょ!腹立つわねー!!!

リツコ:およしなさいよ、大人げない。

リツコ:自分を自慢し、誉めてもらいたがっている。たいした男じゃないわ。

ミサト:でもなんであいつらがA.T.フィールドまで知ってるのよ。

リツコ:極秘情報がだだ漏れね。

ミサト:諜報部はなにやってるのかしら。

時田:これより、J.A.の起動テストを始めます。何ら危険は伴いません。そちらの窓から安心してご覧ください。

オペレータ:起動準備よろし。

時田:テスト開始!

オペレータ:全動力、開放!

オペレータ:圧力、正常。

オペレータ:冷却器の循環、異常無し。

オペレータ:制御棒、全開へ。

オペレータ:動力、臨界点を突破。

オペレータ:出力、問題なし。

時田:歩行開始!

オペレータ:歩行、前進微速、右足、前へ!

オペレータ:了解、歩行、前進微速、右足、前へ!

客:おお!

オペレータ:バランス正常。

オペレータ:動力、異常無し。

オペレータ:了解、引き続き、左足、前へ!

オペレータ:よーそろ!

ミサト:へーぇ、ちゃんと歩いてる。自慢するだけのことは、あるようね。

リツコ:……。

時田:どうした?

オペレータ:変です、リアクターの内圧が上昇していきます!

オペレータ:一次冷却水の温度も上昇中!

時田:バルブ開放、減速材を注入!

オペレータ:だめです、ポンプの出力が上がりません!

時田:いかん、動力閉鎖、緊急停止!

オペレータ:停止信号、発進を確認!

オペレータ:受信されず!

オペレータ:無線回路も、不通です!

オペレータ:制御不能!

時田:そんなバカな!

客:うわぁぁぁぁ!

ミサト:ごほっ、ごほっ、ごほっ、ごほっ、作った人に似て、礼儀知らずなロボットね。

オペレータ:加圧器に異常発生!

オペレータ:制御棒、作動しません!

オペレータ:このままでは、炉心融解の危険もあります!

時田:信じられん…J.A.にはあらゆるミスを想定し、全てに対処すべくプログラムが組まれているのに…このような事態はありえないはずだ…

ミサト:だけど今、現に炉心融解の危機が迫っているのよ。

時田:こうなっては、自然に停止するのを待つしか方法は…

ミサト:自動停止の確率は?

オペレータ:0.00002%。まさに奇跡です。

ミサト:奇跡を待つより、捨て身の努力よ!停止手段を教えなさい!

時田:方法は全て試した!

ミサト:いいえ、まだすべてを白紙に戻す、最後の手段が残っているはずよ。そのパスワードを教えなさい。

時田:全プログラムのデリートは最高機密。私の管轄外だ!口外の権限はない!

ミサト:だったら命令を貰いなさい!

ミサト:今すぐ!

時田:あ、私だ。第2東京の万田さんを頼む。そう、内務省長官だ。

万田:ああ、その件は矢杉君に任せてある。彼に聞いてくれ。

矢杉:そういう重要な決定事項は口頭ではねぇ。正式に書簡で廻してもらえる?

時田:では、吉沢さんの許可を取ればよろしいんですね?ええ、ウィッツ氏の承諾は得ておりますから!はい、では!

ミサト:たらい回しか…

時田:今から命令書が届く。作業は正式なものだ。

ミサト:そんな、間に合わないわ!爆発してからじゃ、何もかも遅いのよ!

オペレータ:ジェット・アローンは厚木方面に向かい、進行中。

ミサト:時間が無いわ。これより先は、私の独断で行動します。悪しからず。

ミサト:あ、日向君?

ミサト:厚木にナシつけといたから、シンジ君と初号機をF装備でこっちによこして。そ。緊急事態。

リツコ:無駄よ、おやめなさい、葛城一尉。第一、どうやって止めるつもりなの?

ミサト:人間の手で、直接。

時田:本気ですか?

ミサト:ええ。

時田:しかし内部はすでに汚染物質が充満している!危険過ぎる!

ミサト:うまく行けば、みんな助かります。

オペレータ:ここの指揮信号が切れると、ハッチが手動で開きますから、

オペレータ:バックパックから進入できます。

時田:希望…プログラム消去の、パスワードだ。

ミサト:…ありがとう。

ミサト:目標はJ.A.、5分以内に炉心融解の危険があります。ですから、目標をこれ以上人口密集地に近づけるわけにはいきません。

ミサト:日向君。

マコト:はい。

ミサト:EVAを切り離した後は速やかに離脱、安全高度まで上昇して。

マコト:了解。

ミサト:シンジ君。

シンジ:はい。

ミサト:目標と並走し、私を背後部に取り付けて。以後は可能な限り目標の移動を塞き止めてね。

シンジ:乗るんですか?ミサトさんが?

ミサト:そうよ。

シンジ:そんな無茶な!

ミサト:無茶は承知よ。ほかにベターな方法が無いの。

シンジ:でも、危なすぎますよ!

ミサト:大丈夫、EVAなら万が一の直撃にも耐えられるわ。

シンジ:じゃなくって、ミサトさんが!

ミサト:ま、やれることやっとかないとね、後味悪いでしょ?

マコト:目標を肉眼で確認。

ミサト:さ、行くわよ。

マコト:EVA、投下位置!

ミサト:ドッキングアウト!

シンジ:了解!

シンジ:追いついた!

ミサト:後4分も無いわ、このまま乗り付けて!

ミサト:かまわないわ!やって!

ミサト:きゃあーっ!

シンジ:ミサトさん!

シンジ:気をつけて!

ミサト:凄い熱、こりゃまずいわね…

シンジ:止まれ!このぉーッ!

シンジ:ミサトさん、急いで!

ミサト:ここね。

ミサト:エラー?何よこれ…

ミサト:間違いない、プログラムが変えてあるんだわ…

オペレータ:動力炉、臨界点まで後0.2!

オペレータ:制御棒、作動しません!

ミサト:こーなったら、一か八かね…

ミサト:ぐぅぅぅぅ!

シンジ:ミサトさん!逃げて!

ミサト:動けーっ!このぉーっ!

シンジ:ミサトさん!

ミサト:ぐぅーっ!

オペレータ:臨界まで、後0.1!

オペレータ:だめです、爆発します!

時田:駄目か…

シンジ:ミサトさん!

オペレータ:やった!

オペレータ:内圧ダウン!

オペレータ:すべて正常値!

オペレータ:助かったぞ!

オペレータ:やった!やった!やった!

リツコ:……あのバカ……

シンジ:ミサトさん、大丈夫ですか、ミサトさん!

ミサト:えぇ、もうサイテーだけどね…

シンジ:良かった、無事なんですね!良かった、本当に良かった。でも凄いや、僕、見直しちゃいました。本当に奇跡は起きたんですね!

ミサト:ええ…

ミサト:(奇跡は用意されていたのよ、誰かにね)

リツコ:初号機の回収は無事終了しました。汚染の心配はありません。葛城一尉の行動以外は全てシナリオどおりです。

ゲンドウ:ご苦労。

ミサト:あ~おはよ~

ミサト:んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、ぷっはぁ~!くぅ~~~っ!

ミサト:さて、次は朝シャン、朝シャン。ブラとパンツはどこかいな~

トウジ・ケンスケ:おはよ~、碇君!

シンジ:おはよう…行ってきます!

ミサト:いってらっさい~

トウジ:はぁ~やっぱかっこえーなー、ミサトさんは!

シンジ:僕もそう思ったけど、家の中じゃみっともないよ。ほんと、ずぼらだし、かっこ悪いし、つくづくだらしないし!見てるこっちが恥ずかしいよ。

ケンスケ:羨ましいな、それって。

シンジ:どうして?

ケンスケ:やっぱ碇ってお子様な奴。

トウジ:ほんまやな。

シンジ:どうして!?

ケンスケ:他人のおれたちには見せない、本当の姿だろ?

ケンスケ:それって、家族じゃないか。

 

 

 

ドイツのビルヘルムスハーフェンを出港し、一路日本へと向かうエヴァ弐号機とそのパイロット
突然の使徒襲来は、起動した弐号機に初の水中戦闘を強いる
次回、『アスカ、来日』