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新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第拾壱話 「静止した闇の中で」 全セリフ

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第拾壱話 「静止した闇の中で」 全セリフ

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第拾壱話 「静止した闇の中で」 全セリフ

 

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第拾壱話 「静止した闇の中で」

 

 

子供:わーい、当たった当たったぁ~!

リツコ:これじゃあ毎回のクリーニング代も、バカにならないわね。

マヤ:せめて、自分でお洗濯できる時間くらい、ほしいですね。

シゲル:家に帰れるだけ、まだマシっすよ。

リツコ:あら、副司令。

リツコ:おはようございます。

マヤ・シゲル:おはようございます!

冬月:ああ、おはよう。

リツコ:今日はお早いですね。

冬月:碇の代わりに上の町だよ。

リツコ:ああ、今日は評議会の定例でしたね。

冬月:下らん仕事だ。碇め、昔から雑務はみんな私に押し付けおって、MAGIがいなかったらお手上げだよ。

リツコ:そう言えば、市議選が近いですよね。上は。

冬月:市議会は形骸に過ぎんよ。ここの市政は事実上MAGIがやっとるんだからな。

マヤ:MAGI?3台のスーパーコンピューターがですか!?

冬月:3系統のコンピュータによる多数決だ。きちんと民主主義の基本に乗っ取ったシステムだ。

マヤ:議会はその決定に従うだけですか?

冬月:最も無駄の少ない、効率的な政治だよ。

マヤ:さすがは科学の町、まさに科学万能の時代ですね!

シゲル:ふーるくさいセリフ。

冬月:そう言えば、零号機の実験だったかな、そっちは。

リツコ:ええ、本日10:30(ヒトマルサンマル)より第2次稼動延長試験の予定です。

冬月:朗報を期待しとるよ。

リツコ:実験中断、回路を切って!

マヤ:回路切り替え。

オペレータ:電源、回復します。

リツコ:問題はやはりここね。

マヤ:はい、変換効率が理論値より0.008も低いのが気になります。

オペレータ:ぎりぎりの計測誤差の範囲内ですが、どうしますか?

リツコ:もう一度同じ設定で、相互変換を0.01だけ下げてやってみましょう。

マヤ:了解。

リツコ:では、再起動実験、始めるわよ。

加持:おーい、ちょいと待ってくれぇ~っ!

ミサト:チッ…

加持:イヤー、走った走った!こんちまたご機嫌斜めだねぇ。

ミサト:来た早々、あんたの顔見たからよ!

オペレータ:はい、しばらくお待ちください。

ゲンドウ:なんだ?

シンジ:あ、あの…父さん…

ゲンドウ:どうした!早く言え!

シンジ:あぁ…あの…実は今日、学校で進路相談の面接があることを父兄に報告しとけって、言われたんだけど…

ゲンドウ:そういう事はすべて葛城君に一任してある。下らんことで電話をするな。こんな電話をいちいち取り次ぐんじゃない!

シンジ:ん?

ミサト:あら?

加持:停電か?

ミサト:まさか、ありえないわ。

ミサト:変ねぇ、事故かしら?

加持:赤木が実験でもミスったのかな?

マヤ:主電源ストップ、電圧、0です。

オペレータ達:…

リツコ:あ、あたしじゃないわよ…

加持:どうだろうなぁ。

ミサト:でもまぁ、すぐに予備電源に切り替わるわよ。

シゲル:だめです、予備回線つながりません。

冬月:バカな!生き残っている回線は!

職員:全部で1.2%、2567番からの9回線だけです!

冬月:生き残っている回線はすべてMAGIとセントラルドグマの維持に廻せ!

シゲル:全館の生命維持に支障が生じますが…

冬月:構わん!最優先だ!

マコト:ほんと、ズボラな人だな、葛城さんも。自分の洗濯物くらい自分で取りに行きゃいいのに…ん?

アスカ:それは碇司令、本当に忙しかっただけじゃないの?

シンジ:そっかなぁ…途中で切ったって言うより、なんか故障した感じだったんだけど。

アスカ:もーう、男の癖に、いちいち細かいこと気にするの、やめたら?

シンジ:あれ?

レイ:?

アスカ:何やってんの、ほら、替わりなさいよ!

アスカ:?

アスカ:もぉーっ!壊れてんじゃないの、これぇ!?

リツコ:とにかく、発令所へ急ぎましょ。7分たっても復旧しないなんて、

ミサト:ただ事じゃないわ。

加持:ここの電源は?

ミサト:正・副・予備の3系統、それが同時に落ちるなんて、考えられないわ。

加持:となると…

ゲンドウ:やはり、ブレーカーは落ちたと言うより落とされた、と見るべきだな。

冬月:原因はどうであれ、こんな時に使徒が現れたら大変だぞ。

戦自:索敵レーダーに正体不明の反応あり!予想上陸地点は旧熱海方面!

戦自司令官:おそらく、8番目の奴だ。

司令官:ああ、使徒だろう。

司令官:一応、警報シフトにしておけ。決まりだからな。

司令官:どうせまた奴の目的地は、第3新東京市だ。

司令官:そうだな。俺達がすることは何も無いさ。

戦自:使徒、上陸しました!

戦自:依然、進行中。

司令官:第3新東京市は?

戦自:沈黙を守っています。

司令官:一体NERVの連中は、何をやってるんだ!

リツコ:タラップなんて、前時代的な飾りだと思っていたけど、まさか使うことになるとはね。

マヤ:備えあれば憂い無し、ですよ。

アスカ:これも動かないわ。

レイ:どの施設も動かない。おかしいわ。

アスカ:下で何かあったってこと?

レイ:そう考えるのが自然ね。

シンジ:とにかく、NERV本部へ連絡してみようよ。

ミサト:駄目だわ、非常電話もつながらない!

シゲル:だめです、77号線も、つながりません!

レイ:駄目、連絡付かない。

アスカ:こっちも駄目、有線の非常回線も切れちゃってる。

シンジ:どうしよう…

レイ:…

アスカ:!

シンジ:何してるの?

アスカ:あんたバカぁ!緊急時のマニュアルよ!

レイ:とにかく本部へ行きましょう。

アスカ:そうね。じゃあ、行動を開始する前に、グループのリーダーを決めましょ。

シンジ:?

アスカ:で、当然私がリーダー。異議無いわね?

シンジ・レイ:…

アスカ:じゃあ行きましょう!

レイ:こっちの第7ルートから下に入れるわ。

アスカ:…

シンジ:でも、ドアは動かないんじゃ……手動…ドア…

アスカ:ほらシンジ、あんたの出番よ。

シンジ:こんな時だけ、人に頼るんだもんなぁ!

戦自司令官:統幕会議め、こんな時だけ現場に頼りおって!

司令官:政府は何と言ってる?

司令官:フン、第2東京の連中か?逃げ支度だそうだ。

戦自:使徒は依然健在、進行中。

司令官:とにかく、NERVの連中と連絡を取るんだ。

司令官:しかし、どうやって?

司令官:直接行くんだよ。

セスナ:こちらは第3管区航空自衛隊です。ただいま正体不明の物体が本所に対し移動中です。住民の皆様は速やかに指定のシェルターに避難してください。

マコト:ヤバイ!急いで本部に知らせなきゃ!でもどうやって…

選挙カー:こういった非常時にも動じない、高橋、高橋覗をよろしくお願いいたします!

マコト:…!?ラッキー!

ミサト:それにつけても暑いわねぇ…

加持:空調も止まってるからねぇ。葛城、暑けりゃシャツくらい脱いだらどうだ?今更恥ずかしがることもないだろう?

ミサト:こういう状況下だからって、変なこと考えないでよ!

加持:へいへい。

リツコ:まずいわね、空気がよどんできたわ…はぁ…これが近代科学の、粋を凝らした施設とは…

マヤ:でも、さすがは司令と副司令、この暑さにも動じませんね。

冬月:……ぬるいな。

ゲンドウ:ああ。

ウグイス嬢:当管区内における非常事態宣言に伴い緊急車両が通ります…って、あの、行き止まりですよぉ!

マコト:いいから突っ込め!なんせ非常時だからなぁ!

運転手:リョーカイッ!

ウグイス嬢:いやぁ、もう止めてぇ!

冬月:このジオフロントは外部から隔離されても自給自足できるコロニーとして作られている。そのすべての電源が落ちると言う状況は、理論上はありえない。

リツコ:誰かが故意にやったと言うことですね。

ゲンドウ:おそらくその目的はここの調査だな。

リツコ:復旧ルートから本部の構造を推測するわけですか。

冬月:シャクな奴等だ。

リツコ:MAGIにダミープログラムを走らせます。全体の把握は困難になると思いますから。

ゲンドウ:頼む。

リツコ:はい。

冬月:本部初の被害が使徒によるものではなく、同じ人間にやられたものとは、やり切れんな。

ゲンドウ:所詮、人間の敵は人間だよ。

シンジ:いつもなら2分で行けるのに…ここ、ほんとに通路なの?

アスカ:あそこまで行けば、きっとジオフロントに出られるわ。

シンジ:さっきから4回も聞いたよ、そのせりふ。

アスカ:あんたってほんと細かい男ね!つまんないことばっか拘ってさぁ!

レイ:黙って。

アスカ:何よ、優等生!

レイ:人の声よ。

アスカ:?

マコト:使徒、接近中!使徒、接近中!

アスカ・シンジ:日向さんだ!おぉーい!

マコト:使徒、接近中、繰り返す、現在、使徒、接近中!

アスカ・シンジ:使徒接近!?

レイ:時間が惜しいわ。近道しましょう。

アスカ:リーダーは私よ。勝手に仕切らないで!…で、近道ってどこ?

アスカ:いくら近いからって、これじゃカッコ悪すぎるわ…

シンジ:ねぇ、使徒って何なのかなぁ?

アスカ:何よ、こんな時にぃ!

シンジ:使徒。神の使い。天使の名を持つ僕らの敵。なんで戦うんだろう。

アスカ:あんたバカぁ?訳わかんない連中が攻めてきてんのよ、降りかかる火の粉は払い除けるのがあったりまえじゃない!

アスカ:うーん、右ね。

レイ:私は左だと思うわ。

アスカ:うるさいわねぇ!シンジはどうなのよ!

シンジ:あの……どっちかな?

アスカ:もう!私がリーダーなんだから、黙って付いてくればいいのよ!

シンジ:やっぱり変だよ、上り坂だよ、ここ。

アスカ:やっぱりとは何よ、いちいちうるさい男ねぇ!

アスカ:ほら、今度こそ間違いないわ。

アスカ:デーェいッ!

アスカ:!!!

アスカ:?…使徒を肉眼で確認、これで急がなきゃいけないのが分かったでしょう?

マコト:現在、使徒接近中!直ちにEVA発進の要有りと認む!

マヤ:大変!

ゲンドウ:冬月、後を頼む。

冬月:碇!

ゲンドウ:私はケイジでEVAの発進準備を進めておく。

冬月:まさか、手動でか?

ゲンドウ:緊急用のディーゼルがある。

冬月:しかし…(パイロットがいないぞ)

シンジ:まただ…

レイ:こっちよ。

アスカ:あんた、碇司令のお気に入りなんですってね。

レイ:…

アスカ:やっぱ可愛がられてる優等生は、違うわね。

シンジ:こんな時に、やめようよ。

アスカ:いつもすまし顔でいられるしさぁ…

レイ:…

アスカ:あんた、ちょっと贔屓にされてるからって、なめないでよ!

レイ:なめてなんかいないわ。それに、贔屓もされてない。自分で分かるもの。

作業員:いよーいしょ、よーいしょ、よーいしょ、よーいしょ!

作業員:了解、停止信号プラグ、排出終了。

ゲンドウ:よし、3機ともエントリープラグ挿入準備。

作業員:しかし、いまだにパイロットが!

リツコ:大丈夫。あの子達は必ず来るわ。

シンジ:これは、手じゃ開けられないよ。

レイ:仕方ないわ。ダクトを破壊してそこから進みましょう。

アスカ:ファーストって恐い子ね。目的のためには手段を選ばないタイプ。いわゆる独善者ね。

作業員+ゲンドウ:いよーいしょ、よーいしょ、よーいしょ、よーいしょ!

マヤ:プラグ、固定準備完了。

リツコ:後はあの子達ね。

アスカ:ぜぇーったい、前見ないでよ!見たら殺すわよ!

シンジ:え?

アスカ:バカ!バカ!バカ!見るなって言ったでしょう!

シンジ:仕方ないだろ!前見なきゃ進め…

シンジ・アスカ:わぁーっ!

リツコ:あんたたち!

ゲンドウ:各機、エントリー準備!

作業員:了解、手動でハッチ開け。

シンジ:EVAは?

リツコ:スタンバイできてるわ。

シンジ:何も動かないのに…?

リツコ:人の手でね。司令のアイディアよ。

シンジ:父さんの?

作業員+ゲンドウ:ふぬーっ、ふぬーっ、ふぬーっ…

リツコ:碇司令は、あなたたちが来ることを信じて、準備してたのよ。

マヤ:プラグ挿入。

リツコ:全機、補助電源にて起動完了。

ゲンドウ:第一ロックボルト、外せ。

作業員:2番から32番までの油圧ロックを解除。

マヤ:圧力ゼロ、状況フリー。

ゲンドウ:構わん。各機実力で拘束具を除去、出撃しろ!

マコト:目標は直上にて停止の模様!

リツコ:作業、急いで!

オペレータ:非常用バッテリー搭載完了!

リツコ:よし、行けるわ!

リツコ:発進!

アスカ:もぉ~お、かっこわるーい!

レイ:縦穴に出るわよ。

アスカ:あ~、またしてもかっこわるーい!

アスカ:!?

レイ:いけない、よけて!

アスカ:いやぁぁ!

シンジ:うわ!

レイ:目標は、強力な溶解液で本部に直接侵入を図るつもりね。

シンジ:どうすんの?

アスカ:決まってるじゃない、やっつけるのよ!

シンジ:だからどうやってだよ!ライフルは落としちゃったし、背中の電池は切れちゃったし、後3分も動かないよ!

アスカ:…作戦はあるわ。

アスカ:ここにとどまる機体がディフェンス。A.T.フィールドを中和しつつ奴の溶解液からオフェンスを守る。

アスカ:バックアップは下降。落ちたライフルを回収しオフェンスに渡す。そしてオフェンスはライフルの一斉射にて目標を破壊。これでいいわね?

レイ:いいわ。ディフェンスは私が。

アスカ:おあいにくさま。あたしがやるわ。

シンジ:そんな、危ないよ。

アスカ:だからなのよ。あんたにこの前の借りを返しとかないと、気持ち悪いからね。

アスカ:シンジがオフェンス、優等生がバックアップ、いいわね?

レイ:分かったわ。

シンジ:………うん!

アスカ:じゃ、行くわよ!Gehen!

シンジ:綾波!

シンジ:アスカ、よけて!

アスカ:これで借りは返したわよ!

シンジ:うん!

ミサト:も~ぅ、何で開かないのよ~!非常事態なのよ~!!はぁっ、もう、もれちゃう!こら、もう!上見ちゃ駄目、って言ってるでしょ!

加持:はいはい…お?

ミサト:やだ、ちょっと!

加持:おっとっと!

リツコ:…

マヤ:…不潔。

シンジ:電気…人工の光が無いと、星がこんなにきれいだなんて、皮肉なもんだね。

アスカ:でも、明かりが無いと人が住んでる感じがしないわ。

アスカ:ほら、こっちのほうが落ち着くもの。

レイ:人は闇を恐れ、火を使い、闇を削って生きてきたわ。

アスカ:てっつがくぅ~!

シンジ:だから人間って特別な生き物なのかなぁ。だから使徒は攻めてくるのかなぁ。

アスカ:あんたバカぁ?そんなのわっかるわけないジャン。

 

 

 

使徒殲滅に己の業をぶつけるミサト
語られる過去
だが、成層圏より飛来する最大の使徒は、人々に希望を捨てさせた
次回、『奇蹟の価値は』
み~んなで見てね