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新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第拾四話 「ゼーレ、魂の座」 全セリフ

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第壱拾四話 「ゼーレ、魂の座」

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第壱拾四話 「ゼーレ、魂の座」

 

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) 第壱拾四話 「ゼーレ、魂の座」

 


 
ミサト:その結果として、われの損害がきわめて大なりとはいえ、未知の目標に対し、経験0の少年が初陣に挑み、これを完遂せしめた事実、碇シンジ君の功績は特筆に値するものである。

ミサト:ただ、作戦課としては、更なる問題点を浮き彫りにし、多々の反省点を残す、苦汁の戦闘であった。

トウジ:わしの妹はまだ小学2年生です。こないだの騒ぎで怪我しました。

トウジ:敵やのうて、味方が暴れて怪我したんです。

トウジ:わしはそないなアホな話、とても許せません!

トウジ:あのロボットを作った大人に、妹の苦しみを、わしの怒りを教えたろう思います。

ヒカリ:いつもは友達と学校とかで避難訓練ばかりやってたから、今更、って感じで、実感なかったです。

ヒカリ:男の子は遠足気分で騒いでいたし、私たちも、恐い、って感じはしませんでした。

ケンスケ:碇は何も言わないけど、あの時目標の荷粒子砲から零号機が身を挺して初号機を守ったんだと思う。

ケンスケ:いや、そう確信する。その理由は一つ。綾波だ。綾波は自分の存在を希薄に感じているように見えるからだ。

ケンスケ:ペシミズムとも違う何かを、彼女はすでに持っていると思う。同じ14歳とは思えないほどに。

キール:シナリオから少しはなれた事件だな。

ゲンドウ:しかし、結果は予測範囲内です。修正は利きます。

委員:この遭遇戦で、国連海軍は全艦艇の1/3を失ったな。

委員:失ったのは、君の国の艦だろう。本来は取るに足らん出来事だ。

委員:左様。この程度ですんだのは、またしても幸運だよ。

シンジ・アスカ:うわぁぁぁ!

委員:いかんな、これは。

委員:早すぎる。

委員:左様。使徒がNERV本部に侵入するとは、予定外だよ。

委員:ましてセントラルドグマへの侵入を許すとはな。

委員:もし接触が起これば、すべての計画が水泡と化したところだ。

ゲンドウ:委員会への報告は誤報使徒侵入の事実はありません。

委員:では碇、第11使徒侵入の事実はない、と言うのだな。

ゲンドウ:はい。

委員:気をつけてしゃべり給え、碇君。この席での偽証は死に値するよ。

ゲンドウ:MAGIのレコーダーを調べてくださっても結構です。その事実は記録されておりません。

委員:笑わせるな。事実の隠蔽は、君の十八番ではないか!

ゲンドウ:タイムスケジュールは、死海文書の記述通りに進んでおります。

キール:まあいい。今回の君の罪と責任は言及しない。だが、君が新たなシナリオを作る必要はない。

ゲンドウ:分かっております。すべてはSEELEのシナリオ通りに。

レイ:山、重い山。時間をかけて変わるもの。

レイ:空、青い空。目に見えないもの、目に見えるもの。

レイ:太陽。一つしかないもの。

レイ:水。気持ちのいいこと。碇司令。

レイ:花。同じ物がいっぱい。いらないものもいっぱい。

レイ:空。赤い、赤い空。

レイ:赤い色。赤い色は嫌い。流れる水。血。

レイ:血の匂い、血を流さない女。

レイ:赤い土から作られた人間。男と女から作られた人間。

レイ:街。人の作り出したもの。

レイ:EVA。人の作り出したもの。

レイ:人は何?神様が作り出したもの。人は人が作り出したもの。

レイ:私にあるものは命、心。心の入れ物。

レイ:エントリープラグ。それは魂の座。

レイ:これは誰?これは私。私は誰?私は何?私は何?私は何?私は何?

レイ:私は自分。この物体が自分。自分を作っている形。目に見える私。

レイ:でも、私が私でない感じ。とても変。体が融けていく感じ。私が分からなくなる。

レイ:私の形が消えていく。私でない人を感じる。誰かいるの?この先に。…碇君?

レイ:この人知ってる。葛城三佐。赤木博士。みんな。クラスメイト。弐号機パイロット。碇司令。

レイ:あなた誰?あなた誰?あなた誰?

リツコ:どう、レイ?初めて乗った初号機は?

レイ:…碇君の匂いがする。

リツコ:シンクロ率は、ほぼ零号機のときと変わらないわね。

マヤ:パーソナルパターンも酷似してますからね。零号機と初号機。

リツコ:だからこそ、シンクロ可能なのよ。

マヤ:誤差、プラスマイナス0.03。ハーモニクスは正常です。

リツコ:レイと初号機の互換性に問題点は検出されず。

リツコ:では、テスト終了。レイ、あがっていいわよ。

レイ:はい。

オペレータ:弐号機のデータバンク、終了。

オペレータ:ハーモニクス、すべて正常値。

シゲル?:パイロット、異常無し。

アスカ:あったりまえでしょ…

リツコ:零号機のパーソナルデータは?

マヤ:書き換えはすでに終了しています。現在、再確認中。

リツコ:被験者は?

マコト:若干の緊張が見られますが、神経パターンに問題なし。

ミサト:初めての零号機。ほかのEVAですもの。無理ないわよ。

アスカ:バッカねぇ、そんなの気にせずに気楽にやればいいのに。

ミサト:それができない子なのよ。シンジ君は。

アスカ:知ってるわ。だからバカなのよ。

ミサト:ふふふ~ん…

アスカ:ところで、あの二人の機体交換テスト、私は参加しなくていいの?

ミサト:どうせアスカは、弐号機以外乗る気ないでしょ?

アスカ:ま、そりゃそうだわ。

ミサト:(確かに、EVA弐号機の互換性、効かないわね。)

マヤ:エントリー、スタートしました。

オペレータ:L.C.L.電化。

マヤ:第一次接続開始。

リツコ:どう、シンジ君。零号機のエントリープラグは?

シンジ:なんだか、変な気分です。

マヤ:違和感があるのかしら?

シンジ:いえ、ただ、綾波の匂いがする…

アスカ:何が匂いよ、変態じゃないの?

マヤ:データ受信、再確認。パターングリーン。

オペレータ:主電源、接続完了。

オペレータ:各拘束具、問題なし。

リツコ:了解。では、相互間テスト、セカンドステージへ移行。

マヤ:零号機、第2次コンタクトに入ります。

ミサト:どう?

リツコ:やはり初号機ほどのシンクロ率は、出ないわね。

マヤ:ハーモニクス、すべて正常位置。

リツコ:でもいい数値だわ。

リツコ:これであの計画、遂行できるわね。

マヤ:ダミーシステムですか?先輩の前ですけど、私はあまり…

リツコ:感心しないのは分かるわ。しかし備えは常に必要なのよ。人が生きていくためにはね。

マヤ:先輩を尊敬してますし、自分の仕事はします。でも、納得はできません。

リツコ:潔癖症はね、辛いわよ。人の間で生きていくのが。汚れた、と感じたとき分かるわ。それが。

マヤ:…

オペレータ:第3次接続を開始。

マコト:セルフ心理グラフ、安定しています。

アスカ:どーぉ、シンちゃん、ママのおっぱいは!それともおなかの中かなぁ?

リツコ:アスカ、ノイズが混じるから邪魔しないで。

アスカ:はいはい!

アスカ:何よ、みんなしてシンジばっかり甘やかしちゃってさぁ…

リツコ:A10神経接続開始。

マヤ:ハーモニクスレベル、プラス20。

シンジ:!?…何だこれ、頭に入ってくる…直接…何か…

シンジ:綾波?綾波レイ?綾波レイだよな、この感じ…綾波…違うのか…?

ミサト:どうしたの!

オペレータ:パイロットの神経パルスに異常発生。

マヤ:精神汚染が始まっています!

リツコ:まさか!このプラグ深度ではありえないわ!

マヤ:プラグではありません、EVAからの侵蝕です!

マヤ:零号機、制御不能!

リツコ:全回路遮断、電源カット!

マヤ:エヴァ、予備電源に切り替わりました。

オペレータ:依然稼働中。

ミサト:シンジ君は?

マコト:回路断線、モニターできません!

リツコ:零号機がシンジ君を拒絶?

マヤ:だめです、オートエジェクション、作動しません!

リツコ:また同じなの?あの時と。シンジ君を取り込むつもり?

ミサト:レイ、下がって!

マヤ:零号機、

ミサト:レイ!

マヤ:活動停止まで、後10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0!

マヤ:零号機、活動を停止しました。

ミサト:パイロットの救出急いで!

ミサト:まさか、レイを殺そうとしたの?零号機が…

ミサト:この事件、先の暴走事故と関係があるの?あのレイのときと。

リツコ:今はまだ何も言えないわ。ただ、データをレイに戻して、早急に零号機との追試、シンクロテストが必要ね。

ミサト:作戦課長として、火急的速やかにお願いするわ。仕事に支障が出ないうちにね。

リツコ:分かっているわ。葛城三佐。

リツコ:(零号機が殴りたかったのは、私ね。間違いなく。)

シンジ:はっ!

ラジオ:それでは、次の万国びっくりさんは、何と、算数のできるワンちゃんの登場です!
ラジオ:おお、それはすごい!
ラジオ:はい!新潟からお越しの、天才ワンワン、ハナちゃんです!
ラジオ:ワン!
ラジオ:いいお返事ですね、言葉が分かるのかしら?
ラジオ:ワン!
ラジオ:あら、ほんとに?では、さっそく問題に答えてもらいましょうね。
ラジオ:ウー、ワン!
ラジオ:325引く324は?
ラジオ:ワン!
ラジオ:すっごい、合ってます!そう、答えは1ですね!
ラジオ:ワン!

シンジ:嫌だな、またこの天井だ。

マコト:シンジ君の意識が戻りました。汚染の後遺症はなし。彼自身は何も覚えてないそうです。

ミサト:そう。

ラジオ(TV):はーい、私は元気にやってんだけど、世間では南沙諸島をめぐってのテロが…

アスカ:ミサトも加持さんも教えてくれない。シンジは知りもしない。ファーストって、どんな子なの?

冬月:予定外の使徒侵入。その事実を知った人類補完委員会による突き上げか。ただ文句を言うことだけが仕事のくだらない連中だがな。

ゲンドウ:切り札はすべてこちらが擁している。彼らは何もできんよ。

冬月:だからといってじらすこともあるまい。今、SEELEが乗り出すと面倒だぞ。いろいろとな。

ゲンドウ:すべて、われわれのシナリオ通りだ。問題ない。

冬月:零号機の事故はどうなんだ?俺のシナリオにはないぞ、あれは。

ゲンドウ:支障はない。レイと零号機の再シンクロは成功している。

冬月:(レイに拘り過ぎだな、碇…)アダム計画はどうなんだ?

ゲンドウ:順調だ。2%も遅れていない。

冬月:では、ロンギヌスの槍は?

ゲンドウ:予定通りだ。作業はレイが行っている。

レイ:…

 

 


友人が次々と結婚していく中、一人焦りを感じるミサト
果たして、加持との再会は彼女に与えられたラストチャンスなのか
次回、『嘘と沈黙』